DHMO
いっさんかにすいそ
環境中に全く規制もなしにばらまかれている化学物質。この物質のために毎年おおぜいの人や動物が死んだり、地球環境にも影響を与えたりしているのにもかかわらず、である。
概要
DHMOとは、水酸の一種で、有害な物質である。
- 酸性雨の主成分である。
- 温室効果を引き起こす。
- 重篤なやけどの原因となりうる。
- 地形の侵食を引き起こす。
- 多くの材料の腐食を進行させ、さび付かせる。
- 電気事故の原因となり、自動車のブレーキの効果を低下させる。
- 末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。
なのに
- 工業用の溶媒、冷却材として用いられる
- 原子力発電所で用いられる
- 発泡スチロールの製造に用いられる
- 防火剤として用いられる。
- 各種の残酷な動物実験に用いられる
- 防虫剤の散布に用いられる。洗浄した後もDHMOは残留し、産物に悪影響を与える。
- 各種のジャンク・フードや、その他の食品に添加されている。
おそろしやおそろしや。
ネタの発祥
上記を読んでいただければわかるとおり、これは「嘘じゃないけど誤解を招くような極端な説明をする」ことでミスリードを誘うひっかけ問題のジョークである。
元々は1990年にエリック・レヒナーとLars Norpchenという人物が考え出してメールで広めたネタであるが、1997年にアメリカの中学生が広めたことで知名度をあげた。
現在ではややネタとして使い古された傾向もあるが、それでも時々釣りネタとして使われることがある。