テイルズオブファンタジア
ているずおぶふぁんたじあ
概要
この世に悪があるとすれば
それは人の心だ
―――エドワード・D・モリスン
テイルズオブシリーズの第1弾として1995年にスーパーファミコン版として発売された。キャラクターデザインは藤島康介。
スーファミでは異例とも言えるOPで主題歌が流れる(ちなみにスーファミでは『ダウン・ザ・ワールド』が最初)ことが特徴。
スーファミソフトとしては末期に登場したソフトで、前年にプレステやセガサターンが発売、同時期にはドラゴンクエスト6が発売されたこともあって、発売当初はそれほど注目されなかった。
しかし、口コミで人気が高まり、数々のシリーズ化に繋がることになった。
当初は出荷数が少なく、中古価格もなかなか下がらなかった。
ストーリー
ある日、トーティスの村に住んでいるクレスは、いつものように友人のチェスターと一緒に南の森(精霊の森)へと狩りに出かけていった。
ところが猪を仕留めたとき、村には異変が起きていた。
危急を告げる半鐘の音を聞いて帰ってきたクレスとチェスターの目に映ったのは、何者かに壊滅された村と虐殺された村人達であり、その中には、クレスの両親やチェスターの妹アミィの姿もあった。
二人は村が襲われた原因が、クレスがかつて父親から誕生日のプレゼントとして貰ったペンダントにある事を知る。
チェスターと一度別れたクレスは、両親と村の人々の仇を取ろうと村を襲った連中の手掛かりを探すが、逆に彼らに捕まってしまう。
そこで、同じように捕まっていた法術師の少女・ミントと出会う。
ミントの母親・メリルの形見のイヤリングの力を借りて、彼らは牢屋からの脱走に成功するが、村を襲った黒鎧騎士のマルス・ウルドールは奪ったペンダントを使って、ある儀式を行おうとしていた。
クレスとメリルのペンダントは、伝説の魔王ダオスを復活させるために必要なものだった。
阻止しようと地下墓地へ向かうクレス達だったが、ダオスは復活してしまう。
永い眠りから再び覚めたダオスはクレス達を殺そうとするが、チェスターが身をもってダオスの詠唱を止め、間一髪でクレスとミントはトリニクス・D・モリスンの法術によって過去へ飛ばされる。
クレス達はダオスを倒すために旅に出る。
旅の途中でクラースとアーチェとすずが仲間になり、時空を超える冒険に飛び込むことになった。
キャラクター
詳細は各キャラクターのタグを参照。
パーティキャラクター
クレス(クレス・アルベイン)…主人公。剣士。性格は熱血的な正義漢。
ミント(ミント・アドネード)…ヒロイン。法術師。物静かでおっとりとした性格。
チェスター(チェスター・バークライト)…クレスの親友。熱血漢。
クラース(クラース・F・レスター)…学者。性格は気難しく偏屈。
敵キャラクター
ダオス…ラスボス。かつて魔王と恐れられ、封印された男。
主題歌
- OPテーマ
「夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜」
作詞:藤林聖子/作曲:関口敏行/編曲:岩崎文紀 /歌:吉田由香里(SFC版、GBA版)、よーみ(PS版、PSP版)
- EDテーマ
「星を空に…」
作詞:岸本大河/作曲:竹中敬一/編曲:竹中敬一/歌:吉田由香里(PS版)
当時、SFCのゲームに主題歌が流れながらムービーが流れることは珍しいことであった。
このスタイルは今後のシリーズにも引き継がれている。
リメイク・移植
1998年12月23日 PSでリメイク版が発売。
2003年8月1日 SFC版をGBAに移植。
2006年9月7日 PS版をPSPに移植。
2013年9月24日にiPhone版が発売されているが、無料で出来るので是非プレイしてもらいたい。