「忍者は…非情でなければ務まらないのです」
「すずは、もう泣きません!」
概要
年齢 | 11歳 |
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身長 | 135cm |
体重 | 28kg |
声 | 川田妙子 |
くノ一の少女で、ジャポン一族の末裔。忍として育てられたため、年齢の割にはクールな性格だが、根は純粋である。辛い物が苦手。
小柄な体格ながらも戦闘では多彩な忍術を駆使して戦う。アイテムを盗む技を使えるのは本作では彼女だけなので、図鑑を埋めるやり込みをするなら戦闘メンバーに必須。
他にも、中距離戦に適した忍術を覚えるが、前衛としては防御力が低く接近戦は苦手。また、最強武器が闇属性=無効化・吸収できる敵が多く、ダメージを与えられない事が多いという点もマイナス。
その為、戦闘メンバーとして起用しにくいのだが、モーリア坑道下層にいるボス敵・ワイヴァーンとの戦いでは、彼女はワイヴァーンの攻撃を完封してノーダメージにすることが可能。まともに戦うと非常に強いワイヴァーンに対する最強の切り札になれる。他にもGBA版でのプルート戦では彼女の最強術『児雷也』でハメ殺すことも可能。
仲間になるのはPS版以降の作品であり、またそのイベントもサブイベント扱いであるので仲間に加えなくてもゲームクリア自体は可能である(特典DVDではその事に関して愚痴っていた)。
特殊な例をカウントしなければ現在でも歴代パーティキャラ中最年少である。
ストーリー(ネタバレ注意)
クレス・ミント・チェスターが住む50年後の未来の世界の住人。このためストーリーに登場するのはかなり終盤に差し掛かった辺りになる。
クレス一行がヴォルトの洞窟を訪れた際ダオスに洗脳された忍者と戦ったり洞窟の罠にかかったりしており、最後は忍者たち相手に苦戦していたところをクレスに助けられる(クレスが戦闘で負けた場合は自分で忍者たちを一蹴する)。
この際にクレスから名前を聞かれて初めて名が明らかになる。クレス達から同行するように誘われるが去って行ってしまう。
なお、これ以降すずはメインストーリーには登場しないので彼女を仲間にするイベントをこなさない場合はこの場面が実質最後の登場シーンとなってしまう。
アルヴァニスタで忍者の里の情報を聞いた状態でトレントの森の奥深くに行くと再登場する。
話しかけると忍者の里へ招待され、クレス達が祖父の乱蔵から行方不明となっているすずの両親・銅蔵とおきよの捜索を引き受けることになる。
「父上も母上もきっとどこかで生きているはず」と信じていたすずだったが、他の忍者達と同様に彼女の両親もダオスによって洗脳されていた。
依頼を受けた後にユークリッドの武術大会で最後まで勝ち進むとすずの両親がクレスの前に現れ戦いを挑んでくる。
クレスが二人を倒した場合でも負けた場合でも戦闘後にすずがその場に駆けつけるのだが勝敗によって展開が若干異なる。
クレスが勝った場合はすずが両親に説得を試みるも、銅蔵がすずに自分を殺すように訴えかけ、それができない娘を見かねて迷惑をかけないために両親がお互いを刺して自害してしまう。
負けた場合はすずがせめてもの情けとして伊賀栗流忍法・分身の術で実の両親を手にかけることになってしまう。
イベント後にすずに謝りにもう一度忍者の里へ行くと乱蔵もすずもクレスを責めることは一切なく、むしろ二人の魂を救ってくれた恩人として礼を言う(敗北ルートの場合は、この後のチャットでクレスが「僕が勝てていれば……」と後悔を口にする)。
その後すずが修行とクレス達への恩返しも兼ね、正式に仲間に加わる流れとなる。
なおクレスは両親を助けられなかったことをすずが仲間になった後も重く引きずっているようでありチャットでもそれに関連した会話がある他、このイベントの後にユークリッド城に入ろうとするとすずが中に入るのを拒否したり、リメイク版以降にある母親とはぐれた迷子を助けるイベントをすずが仲間にいる状態でこなすと母と接する子供を見て寂しそうな様子を見せたりと両親の死はクレスとすずの二人の心に大きな傷を残しているとも言える描写がある。
ダオスを倒した後はクレス達との別れが待っていた。悲しい別れではあったが「忍者は非情でなければ務まらない」からと泣くのを堪える。
だがクレスに「忍者だってこんな時は泣いてもいいと思うよ」と言われるが「みなさんとは笑ってお別れしたいから!」と笑顔で仲間たちに別れを告げて去っていった…。
同じくダオスの陰謀で妹を失ったチェスターからは、亡き妹・アミィと重ねて見られているところがある。なお、すずとアミィはPS版では担当声優が同じである。
続編
『テイルズオブファンタジアなりきりダンジョン』
続編であるなりきりダンジョンGBC版では祖父の後を継ぎ、忍びの里の頭領となっている。すずはディオとメルに人との出会いと縁の大切さを語る。
また、すずは双子が自分のもとに現れる事を予知していた。また、ノルンの存在も察知しクルールの違和感も指摘した。
また、ラストダンジョンでの魔鏡イベントではPS版の闘技場シーンが回想としてそのまま登場する。
なお、二次創作作品には年齢が近いディオ・すず・メルを3人組として描くものもある。
テイルズオブファンタジアなりきりダンジョンX
こちらでも忍者の里の頭領となっているが、不安と悩みを抱えている。
魔界の門を開いて、地上を再び魔族のものにしようとするプルートと戦っているため時空転移のミスでアセリア暦4354年に飛ばされてきたディオたちをプルートの配下と勘違いしてしまい、捕らえたことがきっかけで協力することになった。
技の方はファンタジアを踏襲しているが、新技として雷迅獣連撃が追加されており秘奥義に忍法児雷也が昇格している。
ちなみに、秘奥義には一定確率で発生する失敗版も収録されており、カエルが来ないためすずがカエルの着ぐるみを着て水柱で攻撃する演出に変更となる。
公式スピンオフ小説『魔剣忍法帖』
過去にクラースが封印したエターナルソードを狙う陰謀に巻き込まれてしまい、エターナルソードを守るためにチェスターとアーチェの息子ファルケンたちと共に奔走していた。
この小説では仲間たちに対するすずの複雑な心境が語られており、自分の時代にクレスたちがいることはわかっていたが、50歳年を取った仲間たちに会いに行く勇気が持てずにいた。
小説の最後ではファルケンと結婚した事が示唆されている。
外伝作品出演
『2』『3』両方に登場。
- レディアントマイソロジーシリーズ
『2』より登場し本作で初の3D化となる。『3』ではストーリー上の出番が増え、新たに正面を向いたフェイスアイコンが描き下ろされ、『児雷也』が秘奥義扱いになった。
『1』『2』両方に登場。
ナハト編のキャラクターとして登場。
2019年1月のイベントでしいなと共に登場・加入。
本作で朧の構え、朧火鉢、滝登り、影縫い、大火輪、血桜、影縛り(影縫いの技変化)、大輪灼火(大火輪の技変化)、忍刀血桜(血桜の技変化)を新技として習得。
魔鏡技は「忍法・五月雨」「伊賀栗流・蟻地獄」「忍法・影分身」、しいなとのクロスオーバー魔鏡技で「イガグリ流・紅陽炎」。
その他
後に発売された『テイルズオブシンフォニア』の藤林しいなとは同じ「藤林」姓である。「日本風の名前」と「くノ一である」という点において共通しているが、両者の関係は不明。だが『どちらも苗字が一緒でくノ一』ということで、二人を『先祖と子孫な関係(しいなが先祖で、すずが子孫)』として扱う二次創作も中にはある。
あまり知られていないがファンタジアとシンフォニアの世界は繋がっており、マップの地形はおろか、大樹ユグドラシルはシンフォニアに登場する彼の名前から取られたのだ。つまり、シンフォニアのストーリーはファンタジアの遠い遠い昔話なのである。そこからしても、ただの赤の他人などではなく、すずとしいなが何かしらの血の繋がりがあると考えて間違いないだろう。
またSFC版において、すずにあたるキャラクターは『赤ずきんチャチャ』のお鈴ちゃんをモデルとしたノンプレイヤーキャラクターであり、苗字も「服部」となっている。
特典DVDでは某陰険眼鏡ことジェイド・カーティスをおっさん呼ばわりして彼を見事に精神的にボコボコにした。
関連イラスト
関連タグ
クレス・アルベイン ミント・アドネード クラース・F・レスター アーチェ・クライン チェスター・バークライト
くノ一 カエル←技の中にカエルが出てくるものがある(上記の動画の0:55辺りの児雷也がそれである)