プロフィール
概要
『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』の主人公の一人。テイルズオブシリーズ初の女性主人公。ディオとは双子。13年前の夜にディオと共に流れ星のように落ちてきたところを「あなた」(ゲームプレイヤー)に保護された。どちらが上かは公式には言及されていないが、ノベライズ版ではメルが姉とされる。ゲームでもメルが姉のように振舞う場面が多く、精神面はディオより大人びている。
ピンクの上着にタイトスカートと黒いタイツを着用。ディオと共に「なりきり士」として、人の役に立つために頑張る。
育ての親
・原作(ゲームボーイ版)
プレイヤー自身。ゲーム冒頭で性別と名前と双子からの呼ばれ方を尋ねられる。性別は呼ばれ方とプレイヤーのセリフに反映されて、男性ならお父さんお兄ちゃん等が選択肢に加わる。女性を選択した場合、双子との会話(性格イベント)が女性口調になる。
ダンジョンクリアごとに親と双子との会話があり、選択によって双子の性格が変化する。単なるパラメータ変化ではない難しい選択もあり、実際に躾をしているような気持ちになれる。
・ノベライズ版
原作におけるプレイヤーの代わりとしてエリックとファーメルのフォート夫妻が育ての親に設定されている。
・X版
行く当てもなく彷徨っていた妖精エトスをノルンが介抱し、エトスにディオとメルを託した。流れ星のように落ちてこないこととノルンが語る冒頭シーンが短いため、エトスだけではなくプレイヤーにとっても双子の出自が完全に謎となる。
メルは育ての親を愛しており、特にエトスやプレイヤーがくれた物にはなんでも喜び(指さし棒でも)エトスがノームにさらわれたり、はぐれてしまったときは非常に落ち込んだ。
メルの性格
・原作
パラメータ表示上の性格は親の躾によって変化する。シナリオ上の性格は以下の通り。
読書や裁縫などを趣味とした、穏やかでおっとりとした性格。ディオが乱暴な行動に出ようとすると制止する抑え役。性格イベントでは素直で良い子だが傷つきやすい。また、他人の生き様を悲しんで涙を流す等感受性が豊かで優しい面を持つ。
・ノベライズ版・x版
現実的で礼儀正しく、まじめな少女。ディオの天真爛漫さ、楽天さを呆れたり、なだめたりする抑え役。旅の予定や費用の管理も彼女がしている。自分がディオをしっかりさせなくては、という使命感を持っている。
旅立ちの理由
・原作
ある日2人の前に現れた不思議な女性ノルンの導きで12の精霊による精霊の試練を受けることになる。精霊の試練ではダンジョンクリアごとに精霊から人の感情や気持ちについて教えられるが第2部で人の心を知る本当の意味が明らかになる。
・ノベライズ版
13歳になった時、自分達が本当は「理想の子ども」を演じているだけであり、このままでは心の乖離から廃人になってしまう事を知る。それを回避するため、12の精霊の試練を受けて感情を取り戻す旅に出る。
・X版
なりきり士として働き始めた直後に魔物を退治しようとして発動した魔術が暴走してしまい、ヴァルハラ町全域に周囲のマナを吸い尽くす虹輪(プリズムリング)を発生させてしまい、その解決法を求めて旅立つ。
ネタバレ
なりきりダンジョンのストーリーのネタバレが含まれます!
実は、彼女の正体(前世)は、ダオスと同じデリス・カーラーンの民である女性メルティア。ディオの正体(前世)であるディオスとは双子。
メルティアは魔科学を研究する科学者で、養父であるバンディ将軍に命じられ、魔科学兵器開発の中心人物として動いていた。魔科学兵器の危険性を知りつつも科学者としての好奇心により魔科学兵器を完成させた彼女だったが、民族紛争による敵兵の襲撃で死亡する。目の前で息絶えたメルティアを見たディオスは判断を大きく誤らせることになる。「魔科学兵器を開発したこと」がメルの背負った罪である。メルティアの本質が「悪」かどうか見定めようとするノルンによって別な場所別な時間に「メル」として生まれ変わった。
ただし、X版では出自が異なり、ディオスとは義理の兄妹(姉弟)となっている。長引く冬と戦争のせいで生活が困窮し、口減らしの為に母親に捨てられた所をバンディ将軍に保護された孤児で、頭脳明晰を見込まれて彼の養子となった。実親にいらないと言われて捨てられた影響もあってか、自分を拾い必要としてくれた養父を慕い彼の寵愛を得るために積極的に魔科学兵器の研究に打ち込んでいたという設定に追加変更されている。X版メルティアは死亡せず、魔科学兵器を使用しようとするディオスに縋って止めるという行動を取った。また、X版メルティアはX版ディオス同様、戦争のせいとして自分の罪を認めなかった。
物語終盤でメルはメルティアの思念との戦いの後、本当の自分を取り戻して試練を終了する。しかし、過去の自分を倒したことにより時の波の修正を受け、存在する時空間を失い消滅した。エンディングのテキストでは、記憶を一新されて生まれ変わった2人があなた(プレイヤー)の前にいつか現れますと告げられている。
ノベライズ版ではフォート夫妻の実子として転生するというラストになっている。
X版でも生まれ変わりを受けたものの、何事も無かったようにメルの状態のままディオと共に、エトスの孤児院に戻ってきている。
他作品への出演
ディオと共になりきりショップ(なりきりに必要なアイテムを作成・販売)の店主として登場。
2020年7月のイベントで、ディオと共に登場・加入。CVはX版準拠で、これが初の3D化となる。
アルベルトが具現化していない為に、なりきり士の能力に制限がかかっており、使用できるのは魔術系コスチュームのみ。普段は魔女っ娘コスチュームだが、特定の条件下で一時的にハイウィッチコスチュームにクラスアップ。
本作で、にげショット、スプレッドエイド、フレイムビット、ダークネスフォトン、ローリングスノウ、グレイブアッパー、プライマルライト、コアブレイザー、緑翔弾(にげショットのクラスアップ変化)、ラジウスヒール(スプレッドエイドのクラスアップ変化)、バーストビット(フレイムビットのクラスアップ変化)、ダークネスラグーン(ダークネスフォトンのクラスアップ変化)、ローリングスノウマン(ローリングスノウのクラスアップ変化)、グレイブスマッシュ(グレイブアッパーのクラスアップ変化)、レインボーライト(プライマルライトのクラスアップ変化)、コアブラスター(コアブレイザーのクラスアップ変化)、プライマルシャイン(プライマルライトの技変化)、レインボーシャイン(レインボーライトの技変化)、ジオブレイザー(コアブレイザーの技変化)、ジオブラスター(コアブラスターの技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は、「レイニースター」「シャイニングブレード」、ディオとのクロスオーバー魔鏡技で「双咎連翔破」。