じん(自然の敵P)氏による楽曲「少年ブレイヴ」の主人公。
初登場は「想像フォレスト」で、マリーを外の世界に連れ出した少年である。
カゲロウプロジェクト主要人物としてその容姿は公式サイトなどで早い段階から明らかにされてはいたものの、小説1巻に登場していなかったため、名前は長らく公開されなかった。
じん氏の新曲「チルドレンレコード」投稿に先駆けて、本人のTwitterでこの名前が明らかにされた。
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じん氏は彼の本名を気に入っているとのこと。
メカクシ団に所属する青年。
深緑のツナギが特徴的。中は白いタンクトップで、黄色いヘアピンをしている。
口調は「~っす」「~すね」といった体育会系。本来の喋り方は敬語だったが、キドが敬語で話されるのを嫌っていた為、必死に直そうとした結果この喋り方になった。
少年だったときは所謂コミュ障で、その当時に引きこもりのメデューサの少女マリーの住む家を訪れる。
しかし、マリーは「目を合わせると石になってしまう」と彼を拒んだ。
この時マリーは、自身がメデューサであるため、文字通り「目を合わせた者の身体を石に変えてしまう」という意味で発言したのだが、セトはそれを「目を合わせると、彼女自身が緊張して石みたいに固まってしまう」という意味であると誤解。
「自分と同じでこの子もコミュ障だったのか!」と勘違いしたのだが、その発言をきっかけにマリーを諭し、外の世界に連れ出したのだった。
また「少年ブレイヴ」においてはセト自身もマリーとの出会いで救われていた事を示唆している。
「想像フォレスト」のPVでは白いフードをかぶった少年時代の様子が描かれているが、そのアレンジ版「空想フォレスト」のMVの最後には現在の姿に成長している。
「如月アテンション」のPVではメカクシ団の一員として、成長した姿で登場した。
「コノハの世界事情」のPVでは幼少期のキドやカノとともにアヤカの膝の上に座る幼い姿が描かれているのだが、PVの映像ではシルエットと被ってしまっている為はっきりと確認する事が出来なかった(のちに公開された原画で判明)。
「アヤノの幸福理論」において、同じ孤児院出身のキド・カノと共に楯山家の里子であった事が判明。また、絵コンテで引き取られた当時5歳ほどであった事も判明した。
小説ではまた触れられていないエピソードではあるが、アヤノとの関係もあったらしい。
自らの目の色と能力で「僕は化け物だから」と泣き、アヤノに「赤い色はヒーローの色だから怯えなくていいんだよ」と説かれたくだりが、セトにとってマリーとの関わり方に影響を与えたのだろう。