あらすじ
かつて3人目の子供を流産したケイト・コールマンとその夫のジョン。彼らはその苦しみを癒すため、孤児院からエスターという9歳の少女を養子として引き取る。少々変わってはいるが年齢の割にしっかり者であり、すぐに手話を覚えて難聴を患う義妹のマックスとも仲良くなるエスター。だが、やがて彼女は恐ろしい本性を見せる。
登場人物
ケイト・コールマン
この物語の主人公。3人目の子供を流産した事がトラウマとなり、悪夢に苦しめられている。元アルコール依存症患者。孤児院から引き取ったエスターと心を交わそうとする。
ジョン・コールマン
ケイトの夫。精神が不安定になったケイトを立ち直らせるため、養子を迎えることを提案する。
ダニエル・コールマン
コールマン夫妻の息子。家族の注目を集めるエスターを快く思っていない。
マックス・コールマン
コールマン夫妻の娘。難聴のため補聴器を使用している。エスターと仲良くなり、彼女を姉のように慕う。
※Wikipediaより
エスター
※ネタバレ注意
コールマン夫妻が孤児院から引き取った少女。頭がよく、音楽や絵を描くことが得意。首と両手首には常にリボンを巻き、歯医者を嫌ったり、入浴時は浴室に施錠する、昔いたロシアの孤児院に彼女の履歴が残っていないなど、謎めいた部分を持つ。学校では気に入らない者はことごとく消し、孤児院のシスターをハンマーで殴り殺す、妹・マックスを殺人の共犯にする、告げ口をすると容赦しないと長男のダニエルを脅すなど、残酷な本性がある。
その正体は、エストニアの精神病院の最も凶暴な患者の1人で、発育不全で身体は子どもだが33歳の大人だった。
拘束時間が長かったため、手首と首には拘束の痕が残っている。リボンはその痕を隠すためのものだった。
医者の話によると、「前の家で養女にしてもらった際、一家の主人を誘惑し、それに男性が応じないと殺し、そして一家を皆殺しにして去っていく。私達もエスターを探していた。」と語っていた。