CV:井口祐一
概要
「北高」1年生。本にはそれほど思い入れのない図書委員。
親の転勤に伴って夢の一人暮らしを始めるべく、「家賃が安い」「賄い付き」などの理由から河合荘に入居する。当初は隣人もといルームメイト・城崎のアブない言動を目の当たりにして尻込みするが、憧れの知的美少女である河合律が同じ屋根の下に住んでいることを知ってあっさり翻意。
本に心を奪われていろいろと危なっかしい律を案じ、通学路ではよく一緒になる。律の影響で読書の習慣が身につき、ペースは遅いながらも、彼女が魅了される世界に徐々に踏み込んでいく。
他人を無碍にできないお人好しで、相手がどんなに変人であろうとしっかりと対応できるがゆえに、不遇の中学時代を過ごした経験を持つ。大家の住子が彼を河合荘に招き入れたのも、その資質あってのものらしい。「嫌いではない」というだけの相手までも慮る性格は、彼自身にある程度の洞察力を持たせてもいる。