ドランゴ
どらんご
概要
旅人の洞窟にて、卵を産んで洞窟の利用に影響が出るほど魔物を増やしていたバトルレックス。
そのため、命を受けた主人公達…の前にテリーに撃破された魔物。
(ちなみにこの時の卵の中身は「ヘルバイパー」であった。…竜?)
その後、棺桶から何故か復活。自分を倒した「青い人間」のことをずっと待っており、その言葉通りテリーを連れて行くことで仲間にすることができる。
自分を打ち負かしたテリーに(敬意を通り越して)本気で惚れてしまっている模様。
だが、その途端からテリーの存在を隠してしまうことになるだろう…
(ドランゴ引換券を参照。)
なお、ドランゴの種族であるバトルレックスはラストダンジョンにて雑魚敵として出現する。
IVには仲間モンスターシステムがあるものの、ドランゴは人間キャラと同等の通常の仲間キャラ扱いであり、雑魚版バトルレックスの方は仲間にはできない。
ゲーム中の性能
最初から既に隠し職業である「ドラゴン」に就いており、ステータスも軒並み高い。
全キャラでトップクラスのHPと力を持ち、その他のステータスも総じて最高クラス。
さらには各種ブレスやザオリクを自力習得でき、バギ系とデイン系に3割減の耐性も持つ。
欠点は強いて言えばMPと素早さが中の下くらいであるのと、かっこよさが低めである程度。
仲間になってから最後まで最強候補の一角を占め続ける強力なキャラクター。
そのあまりの強さゆえにゲームバランスが崩れるため敢えて封印されることもある。
このためDS版では弱体化必至と思われたが、フタを開けるとその強さは依然健在だった。
それどころか今回は耐性までもが敵のバトルレックスと同じものに変更され、
デフォでバギ無効、炎ブレス・ギラ・イオ系50%軽減、メラ系25%軽減、
守備低下・毒・猛毒・軍隊耐性25%、幻惑・混乱・休み耐性50%、
眠り・即死・破邪・吸収・マホトーン・麻痺・踊り封じ無効の耐性を持つようになった。
つまり、ただでさえチート級の強さを誇っていた上に、さらに耐性が増えて強くなってしまったのだ。
ギルル……ン
DS版では仲間会話システムが搭載されたが、アモス同様にテキストが用意されている。
うさみみ可愛い付けてみたいとか、テリーが好きだとか、とてもかわいい。
能力が強化された上に会話まで豊富と至れり尽くせりの状況になっている。
ちなみに他のスライム系の皆さんは前作同様汎用テキスト(追加はされている)。
余談だが、復活した訳はDS版では一応バーバラが「誰かがザオリクしたんじゃない?」と語っている。
ある種のフォローなんだろうか。
また、DS版ではテリーとの対決シーンがさらに豪華になった(そしてテリーが使えないはずの技を使ったりする)のだが、お互い戦った頃はあんなにも怒り狂って敵対していたのに、いざ仲間になった後の会話ではあまりにもテリーラブラブ一色なため、SFC時代から疑われていた「実はテリーと組んだ八百長だったのでは」疑惑をさらに加速させることになってしまった。
テリーのワンダーランド
幼少時代のテリーが主人公のGB・PS版初代ドラクエモンスターズテリーのワンダーランドにも登場。
「いかりのとびら」のボスとして6の名場面である対決シーンが再現されている。
ここではバトルレックスが種族の繁栄を目指して6の時と同様に卵を大量に生んでいるのだが、
大人テリーの姿をした謎の剣士がバトルレックスの前に現れ、何かを探しに来たが見つからなかったため卵を全て叩き割ってそのまま去り、その後始末を幼少テリーに全て押し付けた。
なお原作同様イベント前に卵を割って戦えるが、こちらは中身が「ドラゴンキッズ」になっている。
また口調は6とは違いやや流暢で威厳のあるものになっている。
戦闘後は必ず仲間になり、デフォルトネームが「ドランゴ」で性別は♀固定になっている。
「いかりでは なにも なしとげられぬ
そういうことか……。
一方、3DS版ドラクエモンスターズ3Dでは、イベントの流れは概ね同じだが卵の中身が「アルゴリザード」に変更されており、自動イベントのため卵とは戦えない。
またバトルレックスを倒しても絶対に仲間にはならなくなり、テリーに一言残して消え去るというものになった。
「あの剣士……
おまえに よく似ていた……。
イベントの流れは各機種で異なるものの、DS版6でドランゴが「夢に見たことがある」と言う青い人間の姿は、もしかしてこの時の出来事を夢として見ていたのかもしれない。
ドラゴンクエスト8
ドラクエ8にもスカウトモンスターとしてバトルレックスの「ドランゴ」が登場。
バトルレックスは本来終盤に出てくる敵なのだが、ドランゴだけはなんと最初の町であるトラペッタの北の森をうろついている。
そのためスタート直後に出会えるのだが、当然ながらその時点では強すぎて相手にならない。出会ってしまったら逃げよう。
そして敵としての強さもさることながら、スカウト可能になってからは味方としてもかなり頼れる存在。主人公達のレベルに応じてストーリーを進めるうちにぐんぐん成長していく。耐性も高く、中盤まで文句なしに一軍で使っていける。さすがに終盤ではやや力不足だが、それでも強力なスカウトモンスターであることには変わりない。