ミドリガメ
みどりがめ
爬虫綱カメ目ヌマガメ科アカミミガメ属に分類されるカメ。厳密にはその中でもミシシッピアカミミガメ(Trachemys scripta elegans)の幼体の事。
アカミミガメ属にはキバラガメ・ミシシッピアカミミガメなど3種が知られ、この内ミシシッピアカミミガメの仔が美しい緑色を呈する事からこの名がつけられた。
フロリダガメやクジャクガメなど、多種のカメの仔を含めてミドリガメと呼ぶ事もある。
嘗てはペットとして大量に輸入されていたが、飼いきれなくなった個体の違法放流により生態系の破壊、特に在来種であるイシガメやクサガメの個体数減少が懸念されるようになり、日本では2014年に輸入・飼育の一切を禁止する方針で環境庁が調整を開始している。
因みに仔ガメの内は甲長5センチ前後で可愛いものだが、成長すると甲長30センチほどになり、家庭用の小さな水槽で飼う事が難しくなるばかりか性質も荒々しくなり、手がつけられなくなる。