佐倉田杏斗とは、東方杏旻座における登場人物である。
概要
佐倉田杏斗
(Sakurada Kyouto)
種族 :人形
能力 :建築物を建てる程度の能力
二つ名 :鳶職棟上雛
所在 :庵閔座
職業 :建築家
テーマ曲:飛騨工匠への呪い ~Muneagebina Requiem
杏旻座にて、五面ボスAを担当する。
黒髪に黒い瞳で、目に優しくない模様の裾を持つブラウスと、鳶職を思わせるズボンと足袋を着用している。また、背中に自分の背丈ほどもある鉄骨を背負っており、有事の際にはこれを振り回す。
明るい性格の持ち主。また、主のアハトに多大な忠誠心を抱いている。高い所が大好き。
スペルカード
(名前が決定しているもののみ)
建符「崖の上の舞台」(E/N)
舞台「キヨミズテンプル」(H/L)
建符「未完の世界遺産」(E/N)
協会「聖家族境界」(H/L)
罰塔「空想バブイル」(Co)
「幻の黒き霊廟」
能力
読んで字の如く、建築物を建てる能力。但、技術が逸脱しており、その技術は一般的な河童をも超えている。この能力をフル活用して建てられたのが庵閔座である。
バックボーンの様なもの
アハトに会う前
彼女は元々、外の世界で家の棟上げの際に箱に入れ、家に納められていた「棟上雛」と呼ばれる人形であった。その棟上雛が納められた家がやがて住む人がいなくなったが為に廃屋となり、人形は何時しか幻想郷に送られる。その人形が妖怪化したのが彼女である。
妖怪化して暫くは、人妖問わず家の修理を請け負っていたが、何時しか彼女の中に一つの願望が沸き起こる。それは、一から自力で建物を建てたい、という願望だった。しかし、そんな願望を叶える日が来る事も無く、彼女の生活は続いていった。
アハトに会った後
そんな彼女にも転機が訪れる。それこそが八十座アハトの来訪であった。何処から聞きつけたのかアハトは杏斗の技術を求めてやって来たようだ。何でも、ある計画を実行するにあたり、空中に一つの館を建築して欲しい、というのが彼女の頼みであった。
漸く本当の意味で自分の技術を買ってくれる人が現れた。杏斗がその依頼を断る筈がなかった。
彼女は自力で、それも尋常じゃない速度で庵閔座を建設する。建設後も、自分を認めてくれたアハトに半ば心酔する形で付き従う事にした。
庵閔座について
前日の通り、彼女がアハトの依頼の下、たった一人で築き上げた館であり、彼女の大傑作でもある。中には異変の中核を成す、投影機の役割を持つ球体が置かれている。館内の電力は八十座雷旻が賄っている。
因みに、異変解決後に適当な土地に下ろされた上で改築され、立派なプラネタリウムや小さいホールを兼ね備えた娯楽施設の様なものに改築されるのだが、この改築も(多少は河童の助力も受け入れたが)殆ど彼女が手がけている。