佐倉田杏斗とは、東方杏旻座における登場人物である。
概要
[uploadedimage:741]
佐倉田杏斗
(Sakurada Kyouto)
種族 :人形
能力 :建築物を建てる程度の能力
二つ名 :鳶職棟上雛
所在 :庵閔座
職業 :建築家
テーマ曲:飛騨工匠への呪い ~Muneagebina Requiem
杏旻座にて、五面ボスAを担当する。
黒髪に黒い瞳で、目に優しくない模様の裾を持つブラウスと、鳶職を思わせるズボンと足袋を着用している。また、背中に自分の背丈ほどもある鉄骨を背負っており、有事の際にはこれを振り回す。
主のアハトに多大な忠誠心を抱いている。雷旻や一角斎、縷子らとも仲が良い模様で、また広い心を持っている。特にアハトと雷旻が仲良くしている所を見ても何ら嫉妬心は抱かない。…あ、パルスィさんはお呼びじゃないです。人形と言う種族には似合わない力強さも兼ね備えており、鉄骨を自在に操る様がそれを物語っている。
因みにではあるが、高い所が大好き。
スペルカード
柱符「ダイコクシュート」(E/N 五面B道中)
鉄符「弩級鉄骨メテオスマッシュ」(H/L 五面B道中)
建符「崖の上の舞台」(E/N)
舞台「キヨミズテンプル」(H/L)
建符「ローリングビルディング」(E/N)
摩天楼「ハリファの塔」(H/L)
壁符「西方の壁」(E/N)
聖壁「エルサレムの嘆きの壁」(H/L)
建符「未完の世界遺産」(E/N)
教会「聖家族境界」(H/L)
建立「ファンタズムバレット工法」(E/N/H/L 六面A道中)
罰塔「空想バブイル」(Co)
「幻の黒き霊廟」(Last Word)
能力
読んで字の如く、建築物を建てる能力。但、技術が逸脱しており、建築技術に限れば一般的な河童をも超えている。この能力をフル活用して建てられたのが庵閔座である。建築物なら骨組みの無い様な遺跡の類いでも守備範囲で、施工可能…らしい。
バックボーンの様なもの
「あたいは佐倉田杏斗、アハト様の計画の邪魔はさせないよ!」
アハトに会う前
彼女は元々、外の世界で家の棟上げの際に箱に入れ、家に納められていた「棟上雛」と呼ばれる人形であった。その棟上雛が納められた家がやがて住む人がいなくなったが為に廃屋となり、人形は何時しか幻想郷に送られる。その人形が妖怪化したのが彼女である。
妖怪化して暫くは、人妖問わず家の修理を請け負っていたが、何時しか彼女の中に一つの願望が沸き起こる。それは、一から自力で建物を建てたい、という願望だった。しかし、そんな願望を叶える日が来る事も無く、彼女の生活は続いていった。
アハトに会った後
そんな彼女にも転機が訪れる。それこそが八十座アハトの来訪であった。何処から聞きつけたのかアハトは杏斗の技術を求めてやって来たようだ。何でも、ある計画を実行するにあたり、空中に一つの館を建築して欲しい、というのが彼女の頼みであった。
漸く本当の意味で自分の技術を買ってくれる人が現れた。杏斗がその依頼を断る筈がなかった。
彼女は自力で、それも尋常じゃない速度で庵閔座を建設する。建設後も、自分を認めてくれたアハトに半ば心酔する形で付き従う事にした。
導戦樂に於ける彼女
彼女は設定上でのみ、導戦樂にも登場する。
庵閔座の一員となった後も、鳶の仕事はちょいちょい引き受けていた。そんな或る日、サラと名乗る人物に依頼され、サラとシスクの為の拠点を(そうとは知らずに)建設した。
彼女自身、シスクの「戦争」の片棒を担いでしまったとは思いもよらなかっただろう。異変後、シスク達が元の世界に消えた後にその兵営がどうなったかは不明である。
勿論、後でアハトに灸を据えられた事は言うまでもないだろう。
庵閔座について
前述の通り、彼女がアハトの依頼の下、たった一人で築き上げた館であり、彼女の大傑作でもある。中には異変の中核を成す、投影機の役割を持つ球体が置かれている。館内の電力は八十座雷旻が賄っている。
因みに、異変解決後に適当な土地に下ろされた上で改築され、立派なプラネタリウムや小さいホールを兼ね備えた娯楽施設の様なものに改築されるのだが、この改築も(多少は河童の助力も受け入れたが)殆ど彼女が手がけている。
因みに、庵閔座建築の際にもアハトは阿天みねるから助言を得ている模様。そのみねるもとある人物から助言を貰っていたらしく、それをアハトに伝えたらしい。