八十座ノインとは、東方杏旻座における設定上の人物である。
概要
八十座ノイン
(Yasokura Neun)
種族 :異星人(海王星の民)
能力 :惑星と星座の位置を予測する程度の能力
備考 :故人
青い髪と同色の瞳を持つ。ツインテール。寒色の系の服を着用してたらしく、アハト同様二つの球体が繋がったコードが浮遊している。
アハトとの姉妹仲は相当良かったらしく、また、姉に負けず劣らずの思考回路の難解さと頭脳の明晰さを持っていた。名前は(ドイツ語で)9だが決して⑨ではない。
尚、彼女は幻想郷とは全く接点を持っていないうちに死去した為、当然ながらスペルカードは所持していない。
能力
文字通り、惑星や星座の位置を予測する能力。計算の上での予測なのか全くの勘なのかは定かではないが、彼女の予測は必ず当たり、アハトの術の研鑽にも何かしらの影響を与えたものと思われる。
バックボーンの様なもの
彼女は生前、アハトと共に海王星の幻想郷の様な区画に住んでいた。先述の通りアハトとの仲は睦まじく、またその賢さから八十座姉妹は海王星の民の中でも有数の賢者とまで謳われていた。
だが、ある時彼女は姉のアハトを残し他界してしまう。アハトの項でも触れたが、禁忌とされた蘇生を試みようとする程にその仲は深いものであった。後に事が露見し、アハトは惑星外に追放されてしまう。
彼女の死から気の遠くなる様な年月を経た今でも、姉の心から彼女の存在が消え失せる事は無かった。
アハトは異変の前計画として、今はもう使われておらず、自分の能力外の星座の力を具象化する試みにでた。その過程で、アハトは自分の妹である彼女を意識していた。かくして、八十座雷旻は誕生する。が、雷旻には少し信じ難いことが起きた。自分の事を、まるで生前の妹と同じ様にお姉様、と呼ぶのである。また、性格や見た目も何処と無く妹に似ていた。
当然ながら生前のノインの記憶を有している訳ではない。が、姉・アハトがかつて抱いていた夢が、思わぬ形で実現した瞬間であった。
備考
東方杏旻座に於ける「海王星の民」とは、先述のように海王星に存在する、他の何者にも感知されない区画に住む者達の事であり、地球の幻想郷と同様色んな種族が混在している。セーラー服の様な襟を持つ民族衣装が存在し、基本的にはどの種族も不老である。但し、種族によっては致命傷や不治の病等の要因で死んでしまう種族も存在する。八十座姉妹はこれに当たる。故にノインは死んでしまったがアハトは物語の時間軸では存命である。海王星は極寒にして想像を絶する強風が吹く等過酷な惑星であるが、それを乗り切るだけの技術水準の高さを誇っている。
※当然ながら作者オリジナルの設定であるのでご了承願いたい。