概要
「罪を集める者」と自身を称して、ミニマムホルダーのミニマムを奪っている。
黒いコートの下は黒いタンクトップを着用していて、集めたミニマムホルダーの脳髄をガンベルトのように肩から斜めにかけている。ナイフなどの武器もコートに隠すように装着していて、左手の中指と小指にはリングをはめている。
しかし、直後にミニマムが発動したことで蘇生、同時に欠損していた「自分が弟・スキルを殺した記憶」が蘇り、彼の罪たるミニマム全てを根絶すべく暗躍を開始する。
ミニマムは即死の場合のみ発動し、身体に如何なる怪我を負っても無傷の状態に戻る"再生のミニマム"。発動条件が彼の心臓にあるミニマムを司る中枢神経を損傷することだったため、その発動条件や「中枢神経は本来脳にあるもの」という常識から、本人さえも長らく知らないままだった。実はこの力も先天的なものではなく、スキルが死の間際に願った「兄に生きていて欲しい」というエゴが、スキルの持つエゴのミニマムによって具現化した結果である。
第1期最終話で船内でモラルを殺害し、第2期1話における回想でナイスとムラサキを殺そうとするも、失敗する。
「なんとしてでもナイスの殺害をやり遂げる」と言う彼を、ムラサキは「冷徹な殺人マシーン」と形容したが、ナイスはそれを否定し、「やらなければいけないことを、自分を犠牲にして遂行しているいつものアートだ」と語った。
「自分には才能がないから、ミニマムに頼らなければいけない」と語り、天才的な才能を持つミニマムホルダー達を羨んでいるが、ミニマムを"罪"として嫌っている面もある。
モラルの"後発ミニマムホルダー"についての研究を引き継ぎ、彼の遺した注射器を使ってミニマムホルダーの脳髄を抜き取っている。
その脳髄を自身に注射し、その能力を使って様々なミニマムホルダー達と戦い、敗北させている。本来であれば、モラルのように身体が2つのミニマムを持つことの負荷に耐え切れず限界を迎えるのだが、再生のミニマムによって肉体の状態をリセットすることで多重保持の負担を軽減している。しかし、一度リセットするとそれまで体に取り込んでいたミニマムが使えなくなるというデメリットも存在する。
今まで使用したミニマム
ミニマム名 | ミニマム能力 | 発動条件 | 本来の保持者 |
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光のミニマム | 光の反射によって幻影を発生させる | 自分の姿をどこかに映す | ヒカル |
紙のミニマム(?) | 紙を鋭利で強靭な刃物に変化させる | 紙に保持者の血液を付着させる | ペイパー |
風のミニマム | 自在に風を発生・操作する | 刀やナイフ等を、鞘から抜く | ウィンド |
大地のミニマム(?) | 植物を遠隔操作する | 念動力 | 正体不明 |
水のミニマム(?) | 水を刃に変化させる | 口笛を吹く | 正体不明 |