「友達に資格なんていらない。」
プロフィール
※「ハマトラBD4巻」キャラクタープロフィールカードより。
概要
本作の準主人公でエリート警察官。21歲にして階級は警視。絶対の正義を悲壮な覚悟で貫く男。紫がかった銀色の髪に紫の瞳、陰のある繊細な顔立ちの美男子だが、本人がほとんどそれを自覚していない。左目の下にほくろがある。
物腰や言葉遣いが穏やかな、ナイスの「ファクルタース学園」時代からの唯一の親友で、また、ナイスも彼のことを認めている。しっかり者に見えて、意外と寝グセ(クセ毛)もついていたりする。甘いものが好きな表現がある(パンケーキを好んで食べる、コーヒーには大量の砂糖を入れるなど)。紅茶も好んでいる様子。おしゃれに興味がないため髪は自分で切っており、美容院に行く金をスイーツショップに使っている。単純に考えれば、間違いなく『ハマトラ』の中で女子力は一番高い。
それらに加え、中性的な容姿からか一部のファンからは『アートちゃん』の愛称で呼ばれている。
ファクルタース学園出身だが、ミニマム能力が覚醒しなかった(ハニーによると、このケースは学園歴史上でも彼が唯一)。能力が無い弱者であることにコンプレックスを持ち、それを補おうと優秀な頭脳と必死な努力で今の地位に着いた秀才。とても純粋で強い正義感を持ち、人並み外れた努力をしている。かなり稼ぐけどまわりになめられたくなくてマンションとかではなく警察署の寮に住んでた。たった一人の弟スキルは12歳で亡くなった(生きてれば17歳)。
ストーリーでは(ネタバレ)
ミニマムホルダーたちの脳髄を狙った謎の「連続猟奇殺人」の捜査に携わっており、その危機をナイスにも忠告した。単身で躍起になって「猟奇殺人」を追う様子をナイスやスリーたちに懸念されるが、彼らの心配も虚しく、墓地で遭遇したモラルに襲われ、ある事実を告げられた直後に射殺される。しかし、直後にミニマムが発動したことで蘇生。同時に欠損していた「自分が弟・スキルを殺した記憶」が蘇り、彼の罪たるミニマム全てを根絶すべく暗躍を開始する。
その一方、アートの身柄をモラルの隠れ蓑に利用され、彼に変身したモラルによってナイスたちへの撹乱が行われてしまった。ただし、本人はブラックコーヒーを好まない甘党で、それがナイスに異変を察知させるきっかけを作った。
一期の最終話にてナイスとモラルの決戦の場に現れ、満身創痍のモラルを射殺し、ナイスにも銃口を向ける。その後は警察からも離れ、自らを「罪を集める者」と称して他のミニマムホルダーからミニマムを略奪し続けている。そのことから彼のいう罪とはミニマムのことらしい。
またモラルの遺産である後発ミニマムホルダーの技術を使い、奪った他人のミニマムを使うこともできる。自身のミニマムで肉体の状態をリセットすることで多重保持の負担を軽減しているが、一度リセットするとそれまで体に取り込んでいたミニマムが使えなくなるというデメリットも存在する。
後にはじめの前でナイスを刺し殺しその絶望によって「虚無のミニマム」を発生させ、ミニマムホルダーの能力を消失させ世界を変えるが、スキルの呼びかけにより復活したナイスと殴り合いの死闘に敗れ、ナイスから「アートのミニマムこそスキルの願い(エゴ)」であると聞かされるも、「自分には受け取る資格がない」と言い投身自殺をする。が、その6か月後スキルの墓参りに来ていたナイス達と再会し和解。EDでのパーティを終え、今までの罪を償うべく自首し、数年後に出所。(この辺の話はリプライハマトラフェスで行われた朗読劇にて明らかになった)ハマトラコンビとはじめと「出所記念」の写真を撮り、それをコネコが店内に飾るところで物語は終わる(なおその際、長くなった髪を束ねていた)。
ミニマム
以下『Re:␣ ハマトラ』のネタバレが含まれます。 |
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アートのミニマムは、身体にいかなる怪我を負っても無傷の状態に戻る「再生のミニマム」。発動条件が彼の心臓にあるミニマムを司る中枢神経を損傷することだったため、その発動条件や「中枢神経は本来脳にあるもの」という常識から、本人さえも長らく知らないままだった。実はこの力も先天的なものではなく、スキルが死の間際に願った「兄に生きていて欲しい」というエゴ(願望)が具現化した結果である。
SD版アニメ『ミニはま』
問題児ばかりの多いはまとら学園の中でも数少ない優等生でムラサキが担当するクラスの学級委員長。ナイスと幼馴染、真面目で温厚な性格は本編と同じだが本編に比べると腹黒くなっている。また甘党な一面が強調されている。文化祭にてナイス達(レシオ以外)と共にメイド姿を披露するがある意味一番違和感がない。(但し、アート本人は嫌がっていた。)
ゲーム版において・・・
残念ながらアニメ版のメインキャラクターで唯一登場していない。(ゲーム版のPVにおいて実際アートのみ紹介されていない)
恐らく舞台が横浜ではなく神戸であるため彼自身の立場上(1期は横浜県警の警視、リプライに至っては事実上ナイス達と敵対している)ナイス達のように自由に行き来できないからと思われる。