本来の意味合いとしては「恨まれるべき者」が逆に恨むことであるが、近年では「本来恨まれる筋合いのない者」が恨まれることを指す場合が多い。
逆恨みの原因は色々と考えられるが、心理的側面から見れば防衛機制の一つ投射であると言える。すなわち自分が恨まれる、悪いことを突き付けられている際にそれを他者に置き換えることで精神を安定させようと考える。
多くの場合、他者とは悪いことを突き付けた、または恨んだ相手に対して投射されることになる。当然多くの場合は自分に非があったり落ち度があったりするため、それを自分の中で納得すれば逆恨みというのは起きにくい。しかしながらそれらを棚に上げたり、または自覚がなかったりすると逆恨みということになりやすい。
逆恨みの結果喧嘩、暴力などに発展することもある他、報復行為、最悪の場合は傷害、殺人など刑事事件に発展することもあるため、非常に難しい。
特に近年では「不道徳な者」に対し。逆恨みを恐れて注意などができないという風潮は強くなっている。
逆恨みの一例
- 隣人のマナーの悪さを注意したら嫌がらせをされる
- 自分の子供がいじめやその他半社会的な行為を犯し、教師らに注意されても、その落ち度と責任を認めようとしない(モンスターペアレントの一種)