「君の味方になるのなら 私も覚悟を決めよう」
概要*
イベント「魔術の秘法」で限定入手可能なレアリティプラチナのメイジ。
横には本を沢山積み上げ、周りには蝶が舞う可憐な容姿とは裏腹に中性的な喋り方と
魔物は戦えば戦うほど強くなるから全滅する気がないなら逃げるのが得策、と考える合理的な人物。
彼女の持つ魔法阻害の秘術を疎んだ魔物たちに命を狙われており、
魔物から逃げている最中に王子と偶然出会い、そこに女神アイギスの導きを感じた彼女は
自らの力を貸す条件として王子に魔物を全滅させるまで戦うだけの覚悟を示すことを求めてくる。
イラスト担当はきんのたま氏。
ユニットの評価
ステータスとしては攻撃・防御重視型。HPが低いのが欠点だが
そもそもメイジに攻撃が集中すればどのメイジもイチコロなのでそれほど致命的な欠点ではない。
レアリティの高さに違わずCCの時点で覚醒したメーリスと同等というその火力は
金以下のメイジとは一線を画しており、鍛えれば十分に主力を担える強力なメイジである。
スキルは「マジックバリア」。
一定時間敵の魔法攻撃を一定割合軽減する、という貴重な魔法対策スキル。
イベント初開催当時は特にユニットの魔法耐性が実装されていなかったため魔法攻撃への対処は
高防御のユニットで耐えるか、彼女のスキルを使うぐらいしかなかった。
当時の最終面「不死の魔物」では強烈な魔法攻撃を使う敵が3体同時に出現するため
その被害を押さえ込める彼女の存在は非常に貴重だったのである。
覚醒を見越した場合覚醒アビリティが「魔法耐性+10」と微妙であり
攻撃力を覚醒スキルで上昇、最高の攻撃範囲で敵を殲滅する大群殺しの神秘の探求者ガラニア
基本火力同等、覚醒スキルで攻撃速度上昇、スキルで生存力も高い幻惑の魔術師サーシャ
高攻撃力のメイジなのに攻撃力上昇IV持ちで瞬間火力最強のモルディベート
とライバルが強すぎる感は否めない。だがイベントで入手できる高レアユニットでありながら
汎用性の高い基本職であり、オンリーワンのスキルもあって育てて損のないユニットに仕上がっている。
イベントの評価
開催当時は銀メイジがヴァレリーしかおらず非常に希少だったこともあり、
皆こぞって第二の主力級メイジとして彼女を求めてイベントに挑んでいったが、
そこに待っていたのは苦行林であった。
- プラチナのユニットなのに経験値が100とブロンズ並みしかない
- ドロップするアイテムが%%マズイ%%魔水晶。ドロップ率も低くほぼ集まらない
- スキルレベルの最大が16。スキル最大までの合成必要数は期待値でも50体を超える。
- 何故か他のプラチナメイジより最低コストが2高く、下限にしてやっと他の初期値-1と同じ。
当初はゲームとしての方向性、課金促進法の模索期であり、
彼女のイベントは特に上記のような露骨な課金要素が実験的に盛り込まれてしまったのである。
これらの要素がプレイヤーからの不評を買ったため、以後のイベントでは
- 経験値は他のプラチナと同じ500基準に戻す
- アイテムのドロップする確率を上げる
- スキルレベル最大値は高いユニットでも10まで
- ドロップ型イベントユニットの基礎コストは標準+2。下限は他と同じ。
とだいぶ抑えられるようになり、以後のイベントの基準が固まることになる。
良くも悪くも今のアイギスのゲームスタイルを築いたイベントと言えよう。
そして、2014/11/01~2014/11/02の2日間のみ、限定復刻が行われた。
上記のマズい部分が修正されたかと思えば一切の救済は無く、
むしろ魔法耐性・魔法属性の追加を考慮していない当初の敵の攻撃力のまま
防御無視の特性を得てしまったためオデットとゴブリンメイジは凶悪な火力で
古いイベントだから難易度低めだとあなどった初見たちの軍勢を焼き払い、
2回目で冷静にクリアしてもしょぼすぎるドロップと経験値の低さにより
前回のマリーベル復刻が割とユニット性能が太っ腹だったため今回もと挑んだ新参王子たちに
昔のイベントはこんなにマズいものだったのか、と黎明期の厳しさを教えていったのだった。
好感度を上げたときのセリフ
0% | 君の味方になるのなら 私も覚悟を決めよう |
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15% | この程度のこと、私にできないわけないだろう |
30% | 知識のためとはいえ……この感情はなんだ? |
50% | 知識を持っていても、経験がなければ意味がないからな |
60% | あの時感じた体の火照りはなんだったのだろうか…… |
80% | 王子…… 私はどうすればいいんだ? |
100% | 原因が究明するまで、王子には私の側にいてもらおうか |