※シリーズそのものについては「MOTHERシリーズ」を参照。
「PK」とは
「PK」とは「サイキック」の略。ファンタジー系のRPGにおける「魔法」に
あたり、使うときには「PP(サイコポイント)」を消費する。パワーポイントではない。
大きく『攻撃』『回復』『補助』の3種類に分けられ、戦闘以外で使えるものもある。
また「スマッシュブラザーズ」シリーズではネス・リュカのスマッシュ技として登場。
原作では二人とも攻撃系は使えないことになっているが、「仲間から教わった」らしい。
表記について
断りがない限り、「MOTHER」を「1」、「MOTHER2」を「2」、「MOTHER3」を「3」とする。
※使用者・効果・登場作品など、誤りがあれば訂正・加筆をお願いします。
攻撃系PSI
・PKファイアーα/β/γ/Ω
登場・・・1,2,3
手から飛び出した炎が敵を焼き尽くす火炎のPSI。
「1」ではアナが使用。燃費は悪いが、敵全体にダメージを与えられる上に、
Ωになると防御や耐性を無視してラスボス以外の敵を一瞬で消し去る破壊力を持つ。
(ただし、PKファイアーΩは消費PPは30以上と非常に高いので使いすぎに注意)
「2」ではポーラが使用。Ωでの法外な威力は無くなったが、
多数の敵への強力攻撃という持ち味は変わらず。前列か後列を選んで使う。
「3」ではクマトラが使用。全体攻撃に戻り、稀に「体に火が残った」状態にして
数ターン追加ダメージを与えられることも。
スマブラではネスとリュカが使う技の1つ。
・PKフリーズα/β/γ/Ω
登場・・・1,2,3
冷気を生み出し敵を凍りつかせるPSI。
「1」ではアナが使用。非常に燃費が良く、γになると敵のHPを1~8の「ききてきじょうたい」にし、Ωで全体に約80のダメージを与え消費PPも低めだが、威力もまずまずといったところ。
「2」ではポーラとプー(ポーラのみΩまで使用できる。)、「3」ではクマトラが使用。Ωも単体攻撃になったが、威力が大幅アップ。
さらに稀に敵を固まらせて数ターン動けなくする追加効果がある。
スマブラではリュカだけが使える技だったが、スマブラ3DS/WiiUで、ネスもカスタマイズで使用可能になった。
・PKサンダーα/β/γ
登場・・・1,2,3
雷を生み出して敵を感電させるPSI。
「1」ではアナが使用。α、βは単体攻撃、γは全体に80のダメージを与える効果がある。
Ωはなぜかない。(電気抵抗を意味する記号が「Ω(オーム)」だから?でも2・3にはある謎)。
「2」ではポーラとプー(プーのみΩまで使用できる。)、「3」ではクマトラが使用。
ただの攻撃ではなく「単体攻撃を決まった回数行う」効果となり、α、β、γ、Ωの順で
攻撃回数が1~4回と増加していく。対象は決められず、誰にも当たらないこともある。
(「2」では敵の数が少ないほど外す確率が大きくなる)
その代わり命中時は対象のシールド・サイコシールドを破壊することが可能で、
さらに「3」では「しびれ」の追加効果がある。
「2」以降の敵のPKサンダーは「フランクリンバッヂ」というグッズで跳ね返すことが出来る。
(「1」の「フランクリンバッヂ」とは効果が異なっている)
スマブラではネスとリュカが使う技の1つ。攻撃や復帰手段と様々なところで使う分、使い道は結構幅広い。(後者の方はかなり高度な技術が不可欠。)
・PKビームα/β/γ/Ω
登場・・・1のみ
指先や手のひらから光線を放ち敵を貫くPSI。アナだけが使える。
大概の敵に効き威力は高めで燃費も悪くはない、いいPSI。
さらにγは即死効果付きで、Ωになると全体に約200のダメージをあたえられる。
ただしγは敵も使う上に、機械系の敵に効かない。そのかわり敵のPKビームγは「フランクリンバッヂ」で跳ね返せる。
・主人公だけの特別なPSI(PK○○α/β/γ/Ω)
登場・・・2,3
精神を集中させてできた無属性の念動波で、敵全体に大ダメージをあたえるPSI。主人公(ネス/リュカ)と、彼らに深く関わる敵だけが使えるPSI。
名前入力の際に好きな言葉として記入した言葉がPK○○となる(例:好きな言葉=スマッシュ→PKスマッシュ)。
「2」ではレベルアップで習得。固定ダメージだがたまに外れることも。(デフォルトでは「キアイ」)
「3」ではマジプシー達を超えるほどの強力なPSIで、物語に深く関わっている。全段階それぞれのイベントで入手する。(デフォルトでは「LOVE」)
『「2」・「3」の中で最も威力が強く、消費PPが多い最強PSI』という位置付け。
・PKスターストームα/Ω(Ωは「2」のみ)
登場・・・2,3
無数の星を降らせ、敵全体に強力なダメージを与えるPSI。
「2」ではプーが使用。修行の末習得したPSIで、その威力はボスを一撃で葬り去るほど。
「3」ではクマトラが使用。一段階しかないが、威力は「2」のΩクラス。
『主人公以外の最強PSI』という位置づけ。
ちなみにスマッシュブラザーズXではネス・リュカの『最後の切り札』となっている。
・PKフラッシュα/β/γ/Ω(β以降は「2」のみ)
登場・・・2,3
激しい光を放ち、敵に状態異常を引き起こすPSI。
「2」ではネスのみが使用。Ωに近づくにつれて「涙」、「へん」、「しびれ」と起こす状態異常の数が多くなり、まれに即死(「気絶」)させることも。
「3」でも同じく主人公リュカのみが使用。スターストーム同様一段階しかなくなった。
スマブラではDX以降ネスだけが使う技で、唯一彼が原作でも覚えているPSIである。
・PKグラウンド
登場・・・3のみ
地震を起こして敵に数回ダメージを与えるPSI。クマトラが使用。
ダメージを与えるだけでなく、敵を転ばせて動けなくすることも。また地震なので空を飛んでいる敵には効かない。
HPの最大値で威力が決まるので強い敵ほど効く。
回復系PSI
・ライフアップα/β/γ/π/Ω(πは「1」のみ)
原作登場・・・1,2,3
て怪我を負った仲間や自分の傷を回復する治癒のPSI。(γ・Ωで全回復するのはどの作品も共通)
「1」ではαは主人公のみ、β・γ・πは主人公とアナの両方が、Ωはアナだけが使える。
α~γは仲間の一人を、πとΩは全体を回復する。
「2」ではネスとプーが使え、Ωはネスだけが使える。シリーズ内で回復量が1番多いかもしれない。(例としてαだと「1」では約30、「3」だと約60ぐらいであるに対し、「2」だと約100回復できる。)
「3」ではα・βはリュカとクマトラの両方が、γ・Ωはリュカのみ使える。
・ヒーリングα/β/γ/Ω(「1」のみα/β/γ/π)
登場・・・1,2,3
状態異常を癒し元に戻す治療のPSI。主人公とアナの両方が使える。
αは毒を、βはしびれを、γは石化を、πで眠りを覚ます。
…プレーヤーのほとんどは思うだろう、「1」のヒーリングはややこしいと。
「2」ではネスとプーが使え、Ωはプーだけ使える。前作と比べるとかなり分かりやすくなり、Ωに近づくにつれて直せる状態異常が増えていくように。
γ・Ωは仲間をカムバック(蘇生)できる。(ただし、γは「時々失敗する」うえ、「成功しても全回復には至らない」ので注意。)
「3」ではαはリュカとクマトラが、β・γ・Ωはリュカだけが使える。
α、βは意識不明(戦闘不能状態)を除いたすべての状態異常に有効。
(αは1つ、βは複数の状態異常を同時に回復)。γはさらに意識不明から復活させ、
Ωはγの効果を全員にかける。(「3」のγは「2」とは違い、全回復でカムバックできるので特に問題なし。)
・スーパーヒーリング登場・・・1のみ
傷つき倒れた仲間をカムバック(復活)させる奇跡のPSI。主人公とアナの両方が使える。
このPSIのおかげで、フランクリンバッヂを主人公とアナに持たせているプレイヤーも多かっただろう。
「2」以降はヒーリングに統合。
・サイマグネットα/Ω(「2」以降)
登場・・・1,2,3
敵からPSIの力を吸い取るPSI。
「1」ではアナだけが使える。この時は補助系に分類されていた。
「2」ではポーラ、「3」ではクマトラが使える。「2」から回復に分類。強敵の多い後半ではPSIも沢山使うので、とても便利。
Ωになると効果が全体になる。後述するサイコブロック(「1」のみ)やその項に記載されている「アンチPSIマシン」(「2」のみ)と併用すると非常によい。
スマブラではネスとリュカが使う技の1つ。飛び道具でエネルギー波のものを吸収し、ダメージを回復する。
・リフレッシュ
登場・・・3のみ
仲間を回復する戦闘中のみのPSIで、リュカだけが使える。
味方全体が対象で、かけると以後数ターンの間、毎回の行動前にHPが少量回復するようになる。
補助系PSI
・オフェンスアップ(「3」ではオフェアップ)登場・・・1,2,3
味方の攻撃力を上げるPSI。ボスや強敵と戦う時に役立ち、複数回使うと効果的。
「1」では主人公だけが使え、規定回数まで重ねがけ可能。
「2」ではポーラ、「3」ではリュカが使える。「1」とは違いずっと重ねがけができるようになったが、「3」では重ねがけるごとに効果が半減する。
・ディフェンスアップα/β(「3」ではディフェアップで、段階はα/Ω)
登場・・・1,3
味方の防御力を上げるPSI。主人公だけが使える。
これもボスや強敵と戦う時に便利。αは単体、β(「3」はΩ)は全体に効果がある。
「2」ではPSIとして出てこないが、ジェフのガラクタシリーズで修理できる「ディフェンススプレー」と「ディフェンスシャワー」で代用可能。
・ディフェンスダウンα/β(「3」ではディフェダウンで、段階はα/Ω)
登場・・・1,2,3
敵の防御力を下げるPSI。効く敵と効かない敵がいるが、強敵にはかけてみて損はない。
「1」では主人公だけが使える。ディフェンスアップ同様、αは単体、β(「3」はΩ)は全体に効果がある。
「2」ではポーラ、「3」ではリュカが使え、重ねがけができるようになったが、「3」はオフェアップ同様重ねがけるごとに効果が半減する。
・クイックアップ
登場・・・1のみ
仲間のスピードを上げるPSI。主人公だけが使える。
スピードの底上げに使うくらいで実はあまり使わなさそう…だが、敵よりスピードの速い主人公が
このPSIをアナにかけておき、PKファイアーΩを使うとノーダメージで敵を粉砕できるので便利。
・じげんスリップ
登場・・・1のみ
次元を捻じ曲げ確実に逃げることができるPSI。主人公だけが使える。
うっかり現在のLvでは倒せない敵が出るところに迷い込んだときに使おう。
ちなみに、消費PPは高めなので乱用は控えたほうがよい。
・さいみんじゅつα/Ω(「2」以降で段階化)
登場・・・1,2,3
敵一体をを眠らせるPSI。別に意のままに操れるわけではなく、眠らせる。
ポケットモンスターの技にある「さいみんじゅつ」に近い。
(ポケットモンスターはMOTHERを参考にしているので逆なのだが)
「1」では主人公とアナの両方が使える。
「2」ではネス、「3」ではクマトラが使える。
IQが低い敵ほど効きやすい。
・ブレインショック
登場・・・1,2,3
敵の頭をおかしくするPSI。
「1」ではアナだけが使える。敵一体を混乱させるPSIで同士討ちを狙える。
「2」ではプーが使え、この作品以降から効果が『敵を「へん」にする』に変化し、さいみんじゅつ同様α・Ωが追加された。
「3」ではクマトラが使える。
さいみんじゅつとは逆にIQが高いほど効きやすい。
・ブレインサイクロン
登場・・・1のみ
敵全体を混乱させるPSI。アナだけが使える。
同士討ちがブレインショックより狙いやすくなる。
「2」以降はブレインショックに統合。
・ダークネス
登場・・・1のみ
敵の視力を奪い目をみえなくするPSI。アナだけが使える。
敵の命中率が格段に下がり空振りを連発するようになる。少し卑怯。
・パラライシス
登場・・・1,2,3
敵の神経を侵しマヒさせるPSI。
「1」ではアナだけが使え、敵一体をしびれさせて動けなくする。
「2」ではネスだけが使える。クラーケンキラーとしても有名で、この作品からα・Ωが追加された。
「3」ではクマトラが使える。
・シールドオフ
登場・・・1のみ
敵にかかっているサイコシールド、パワーシールドを引き裂くPSI。アナだけが使える。
敵一体にかかっている厄介なシールドを破壊できる。2・3のPKサンダーにはこの効果が付加されている。
また、「2」では「シールドキラー」で(なぜ「3」では敵側のグッズで「2」よりも改良されている《単体にしかできなかったはずが、知らぬ間に全体効果になっていること》のかは永遠の謎。)、「3」では「シールドとりがみ」で解除可能。
・サイコブロック
登場・・・1のみ
相手のPSIを封じるPSI。アナだけが使える。
厄介なPSIや強力なPSIを使ってくる敵にかけて、サイマグネットでPPの回復に使える。とても便利。
「2」では代用品として「アンチPSIマシン」が存在する。(しかし、ジェフしか操作できないのが痛い)
・サイコシールドα/β(「2」ではα/Σ/β/Ω、「3」ではα/Ω)
登場・・・1,2,3
味方を守る防御壁を作るPSI。
「1」と「2」「3」では効果がだいぶ変わった。
「1」では主人公とアナが使用。αは単体、βは全体に効果があり、あらゆる攻撃を半減する。
PSIを使ってくる敵でサイコロックが効かない敵が出てきたらサイコシールドの出番。
「2」ではポーラ、「3」ではリュカが使用。PSI攻撃からの防御専門に。
「2」ではかき消し(α/Σ)か反撃(β/Ω)の2択となり(α・βは単体、Σ・Ωは全体に効果がある。)、「3」ではかき消し(α・Ω)のみになった。
・サイコカウンターα/Ω
登場・・・3のみ
PSI攻撃のダメージを半減し、減らした分を相手に跳ね返すシールドを貼る。リュカが使用。
・パワーシールド
登場・・・1のみ
攻撃を跳ね返す反射防壁を作り出すPSI。主人公とアナの両方が使える。
PKビームγ以外の攻撃を跳ね返すので強敵やボスとの対戦には必ずかけておきたいPSI。
その他のPSI
・テレパシー
登場・・・1のみ
相手の思ってることや考えてること、言葉の話せない者との意思疎通に使うPSI。
主人公とアナの両方が使える。初めから使えるPSIで、物語を進める上で重要な鍵を担っている。
「2」ではPSIでこそなくなったもの、ネスは自然に使いこなし、ポーラもイベントで使っている。
・テレポーテーション(「2」では「テレポート」と変更され、α/βの2段階となった)
登場・・・1,2
瞬間移動のPSI。
「1」では主人公とアナの両方が使え、イベントで覚える。成功させるには助走が必要と少し特殊で、途中で何かにぶつかると失敗してしまい爆発して炭になる(ノーダメージだがPPは消費)
このモーションは2は勿論、『スマッシュブラザーズ』シリーズでのネスの登場アクションとしても
使われ続けている。
戦闘が面倒くさい場合、テレポーテーション→走ってる途中でわざとぶつかる→テレポーテーション…とすると、戦わずに移動できる。
「2」ではネスとプーが使え、これもイベントで覚える。この作品からα・βの2種類になり、αでは直線、βでは円を描くように助走して行う。失敗すると爆発して炭になったり、戦闘回避として試まれるところはここでも健在している。
・PKサヨナラ
登場・・・2
プーが使用。\PKサヨナラだ!/ かなり知ってる人が多いはず。