イメージファイト
いめーじふぁいと
概要
全8ステージ(+補習ステージ)、8方向レバーと2つのボタンで自機を操作する。
『R-TYPE』で好評を博したアイレムが製作した作品であり、縦スクロールSTGにしては珍しく地形が存在する。
前半5ステージは仮想空間を利用した訓練、後半3ステージは宇宙空間での実戦となっており、ステージクリア毎にそれまでの戦績(敵の撃破率)が表示され、5ステージ終了までに好成績を収め、総合撃破率が90%以上に達していると訓練をクリアした事になり、実戦部隊として戦場へと送られ、戦績が悪いと補修ステージへと飛ばされてしまう。
補修ステージではアイテムが一切登場せず、耐久力の高い敵がひしめき合うきわめて難易度の高いステージとなっている。
各ステージの地形や敵の配置、ボスの攻撃パターンをひたすら覚え、攻略パターンを構築していくのが基本プレイのスタイルとなる。
ちなみに後に発売された『R-TYPEΔ』ではこのゲームをイメージしたステージが登場しており、
『R-TYPE FINAL』や『R-TYPE TACTICS』ではプレイヤー機のOF-1をはじめ、一部の敵機がゲスト出演を果たしている。
ストーリー
20XX年、東西陣営の軍拡競争が続く中、突如として月にある西側の月面基地が大爆発を起こす。
月が4つの大きな破片と無数のアステロイドと化し、混乱する人類に正体不明の敵が突如として襲い掛かる。
軌道上にある施設が次々と破壊されていく中、偵察衛星がかつての月面基地のマザーコンピューターに植物のようなものが寄生している姿に気付く。
事態を重く見た西側諸国は、最新鋭戦闘機OF-1”ダイダロス”を用意。戦闘訓練をクリアした者達が、次々に実戦へと出撃していくのであった…
システム
スピードチェンジ
同作品を象徴するシステムの一つ。
ボタンを押すごとに1~4速、反対に4~1速と自機の移動速度を変化させることが可能。
また、この際に機体後方から噴射炎が発生し、この噴射にも攻撃判定が存在するので攻略に役立てる事が出来る。
ポッド
他のSTGにおける『オプション』に当たる装備。
方向レバーの入力とは逆方向にショットを発射する赤、前方固定の青の2種類が存在し、最大で3個まで装備が可能。
2種を混在しての装備も可能だが、4つ目以降に取得したポッドの色にすべてのポッドが変わってしまう。
また、ショットボタンとスピードチェンジボタンを同時に押すと、左右のポッドが射出して攻撃を行うポッドシュートが発動。
入り組んだ地形の奥にいる敵を破壊する時などに威力を発揮する。
ヘッドパーツ
機体前部に接続することでショットを変更する事が出来る。
全部で9種類のパーツが登場するが、非常にもろく、敵の通常弾1発で簡単に壊れてしまう。
装着状態では別のパーツに変更することは出来ず、敵弾や障害物、POWボックス等に当てることで破壊する必要がある。
イメージファイトⅡ
直接的な続編であり、1992年にPCエンジンCD-ROM²オリジナルタイトルとして発売された。
正式なタイトルは『イメージファイトⅡ OPERATION DEEPSTRIKER』である。
基本的なシステムはそのまま継承されているものの、ステージ数や難易度は大幅にアップしている。
更にストーリー中盤から新型機のOF-3 ガルーダに乗り換えとなり、
それに伴い使用可能なヘッドパーツの種類も増えていく。また、ステージ間ではフルボイスのデモが
挿入される。
ちなみに当時のキャッチコピーは『求む! 脳の丈夫な若者!!』
ストーリー
前作の戦いから3年後の2051年、復興目覚しい人類に新たな脅威が訪れようとしていた。
外宇宙探査望遠鏡が、射手座方向宙域に多数の物体が地球に近づいているのを発見する。
それは3年前、月のマザーコンピューターに寄生していたエイリアンと同じものだった。
あの戦いは、単なる前哨戦に過ぎなかった。
地球に迫る『エイリアンフォース』に対抗するべく、人類はOF-1の後継機であるOF-3”ガルーダ”を開発。
主人公ショウ・サワムラも、来るべき戦いに備えるべく訓練を行うのだった…