[ 軌道戦闘機 ]
サイバーコネクターを搭載した初の大気圏離脱・突入能力をもった機体。
スピード変更時の姿勢制御の安定化のために機体を変形する機能を持つ。また、変形時の余剰エネルギーを機体後部に放出するが、このエネルギー炎にも攻撃性が確認されており、熟練パイロットの中には、この炎を敵への攻撃に使用する者もいたと記録には残っている。
<R's MUSEUM解説文より引用>
概要
20XX年に暴走を起こした月面ムーンベースのマザーコンピューター「MARIKO」を鎮圧すべく西側陣営が開発した軌道戦闘機。機体名称はダイダロス。型式番号の「OF」は「Orbit Fighter(軌道戦闘機)」を示す。
姿勢制御のために、速度変更時には機体形状を変形させる機能があり、上記の通り変形時にエンジンノズルから発生するバックファイアにも攻撃力がある為、これを後方迎撃用の武器に転用する事も出来る。
機体操縦用のインターフェイスシステム「サイバーコネクター」と「P.L.D.(Psychic Linkage Drive)」の併用により、P.O.D.(Psychic operated Offence Device;通称ポッド)と呼ばれる無人補助攻撃システムによる多元攻撃が可能。
また、P.E.C.(Pan Energy Connecter)により多種のエネルギーコンバーター(通称パーツ)を機首に接続することによって様々な攻撃が可能となっている他、追加装備として大気圏離脱用のブースターも存在する。
ゲーム本編には登場しないが、バリエーションとしてゼロ空間限定型「OF-1Z」、高重力惑星仕様「OF-1G」、電子戦装備型「OF-1E」などがあり、続編の『イメージファイトⅡ』では新たな数種のパーツが装備可能となった後継機のOF-3 ガルーダに後半で乗り換えることになり、取扱説明書では後述の後継機についても触れられている。
R-TYPE FINALでは
『R-TYPE FINAL』では他のアイレムのシューティングゲームの自機と共にR戦闘機の系譜に加えられ、以降の『R-TYPE』シリーズにも登場するようになった。ただし、『R-TYPE』は22世紀が舞台であり、『イメージファイト』の世界との繋がりは明確にされていない。
これらの作品ではTX-T エクリプスから派生した機体となっており、ゲームの仕様に併せる形で武装もR戦闘機に準じた物に変更され、原型機のTX-Tも含めて攻撃判定のあるバックファイアも再現されている。
R-TYPE FINAL2では
『R-TYPE FINAL2』には、『R-TYPE FINAL』とほぼ同様の扱いで登場。TX-Tの派生型として登場する点などもそのまま。当然バックファイアも健在。
また、今作ではDLCとしてイメージファイトの再現ステージが2種類登場する。
なお最終面再現ステージの方をクリアするとイメージファイトのそれを再現したエンディングが流れるが、このステージを本機を含む軌道戦闘機でクリアしてエンディングを見ると…
武装
スタンダード波動砲試作型
1ループチャージ式の波動砲で、R-9Leoなど本来波動砲の搭載を想定していない機体に装備されている。威力の低さは如何ともしがたいが、後継機ではスタンダード波動砲にバージョンアップされている。
OF・フォース
機体前方に装着するパーツをフォースとして再構築したもので、同ゲームで入手可能なパーツの中から3種のパーツの攻撃をレーザーとして発射する。取得するレーザークリスタルに応じてフォースの形状も変化するようになっている。
『イメージファイト』のパーツは敵弾を受けると破壊されてしまうが、『R-TYPE』のものは他のフォースと同様に相殺可能な攻撃を吸収し、任意の着脱が可能となった。ちなみに通常のフォースとは違い、バイドの切れ端を使用していないという設定で、OF・フォースの第一段階の形状は『イメージファイト』のアイテムキャリア・POWボックスを模している。
フォース分離時のショット発射機能は持たないが、『R-TYPE FINAL2』ではアップデートによりスタンダード・フォースと同様に最大4方向にショットを発射できるようになった。
ドリルレーザー
水平方向に貫通力のある2連レーザーを発射。
Vバルカン
V字状にバルカン弾を発射。連射性に優れるが、威力は低め。
サイドレーザー
上下方向にレーザーを発射するが、スタンダード・フォースの対地レーザーとは違い、地形追従機能はない。
追尾ミサイル
ヒートシーキング(熱探知型)ミサイル。機体上下に発射される一対の空対空ミサイル。威力は低く発射間隔も長いが、敵を自動追尾する為、命中率が高い。
爆雷
自機の真下に投下する爆弾。敵に接近した際の連続投下性能が高い。
レッド・ポッド
ビットに代わるOFシリーズ専用の攻撃補助兵装。自機の移動とは反対の方向に砲身を向け、バルカンを発射する。ポッドシュートも再現されており、フォースの分離と同時にシュートされる。ただし、敵弾を吸収することはできない。
ブルー・ポッド
射撃方向を前方に固定したポッドで、こちらもポッドシュートが可能。
後継機
OFX-2 ワルキュリア
OF-1の実戦データを基に開発された試作機。波動砲がスタンダード波動砲に強化され、リングレーザー、反射ボール、サーチレーザーLRGが発射可能なOF・フォースⅡを装備している。
OF-3 ガルーダ
『イメージファイトⅡ』後半でOF-1から乗り換えることになる自機。機体の小型化・軽量化が推し進められ、ステルス性が向上したという設定だが、OF・フォースⅢから放たれるワイプレーザー、プラズマフレイム、マルチバリアはいずれも癖が強く、扱いが難しい機体となっている。
OFX-4 ソンゴクウ
射撃機能を廃し、ポッドシュート時の威力を向上させたイエロー・ポッドが装備可能な試作機。OF・フォースⅣの各種武装はミサイルで統一されていて、グラビティーボム、サーチミサイル、グランドミサイルが発射可能。
OF-5 カグヤ
OFシリーズ最後期の機体。前後2方向にショットを発射するグリーン・ポッドを装備しているが、製造コストの高さから配備数が少ない機体となっている。OF・フォースVはスピードキャノン、7WAYバルカン、バリアを発射する。
OFX-X マリコ
『R-TYPE FINAL2』の有料DLC専用機体として新たに加わった機体。これまでのOFシリーズは神話・おとぎ話に登場する空を飛ぶ存在を機体名としていたが、本機は『イメージファイト』最終ボスのマザーコンピューターを由来とする(『イメージファイト』のボスの名称は東西の人名から取られており、マリコは言うまでもなく日本人の女性名である)。
R-99のような究極互換機ほどではないものの、限定的に武装の互換性を備えており、全てのOFシリーズのフォース・ポッドが搭載可能なほか、各OF・フォースからドリルレーザー、7WAYバルカン、サーチレーザーを採用したOF・フォース-が用意され、波動砲もスタンダード波動砲のバリエーションの中から選択できる。
また、新たなポッドとしてパープル・ポッドが追加され、ポッドからはV字状にショートレーザーを発射し、ポッドシュートによりポッドの制御方法がレッド・ポッド(全方位射撃)とブルー・ポッド(前方固定)の交互に切り替わり、前方固定時はポッドからも波動砲を発射可能。
『R-TYPE TACTICS』でのOF-1
本作ではR-9Aのように5機1編隊ではなく、単機HP制の機体となっているのが特徴。本体からは射程と威力に優れたレーザー兵器を発射し、機体上下には副砲のレッドポッドが追従するほか、地形を無視して不可視の状態で高速移動する亜空間航行能力を有している。特に亜空間航行状態でポッドを侵入不可の地形にめり込ませ、敵の進路上に立ちはだかって移動を封じる「亜空間ZOC拘束」戦術は凶悪極まりない。
一方、出撃させるのに3HEXものスペースを要したり、ポッドシュートのチャージ時間が長い割に威力が低いという欠点があり、扱いづらくクセの強い機体でもあった。
続編の『R-TYPE TACITICSⅡ』では艦載した状態での発進が可能になった為、運用性に関しては大きく改善された。能力の増した後継機も開発可能。
関連項目
沢村翔:『イメージファイトⅡ』の主人公。同作の序盤で本機に搭乗しているが、旧式化しつつある本機の性能に対し「この機体では…」と呟いていた。
R-TYPE R-TYPE FINAL R-TYPE FINAL2