概要
初出はアイレムから1988年に発売された業務用シューティングゲーム『イメージファイト』。画面全体に対して放たれる屈折レーザーとそれを回避する為の安全地帯から、同作を語る上では外せないボスキャラクターである。
また、フォトンドーニやバットと同様に『R-TYPE』シリーズにもゲスト出演しており、シミュレーションゲーム『R-TYPE TACTICSⅡ』では暴走した資源採掘機という役どころを与えられている。
イメージファイト
訓練ステージ3のボスキャラクターとして登場。本体からはビットを展開し、不規則に屈折するレーザーを一斉に放つ。正攻法で回避するのはかなり困難だが、実は安全地帯があり、画面上で1速の状態で待機し、本体が出現したら背後に回りこんでレッドポッドorバックファイヤーで簡単に倒せる(タイミングが難しい)。ただし、ファミコン版やPCエンジン版では背後に回り込むスペースが無い為、この戦法は通用しない。
R-TYPE TACTICSⅡ
連合軍・革命軍双方の前編ミッションNo.16「衛星オベロン動乱」にてミヒャエルと名を変えて登場。(ミヒャエルはマイケルのドイツ語読み)
天王星の衛星・オベロンで地球連合政府の軍政化に反発した労働者達が抗議の意思表示として制御コンピューターを破壊した事で暴走。しかし、ゲーム中のユニットの解説では何故か「バイドに侵食され暴走した宇宙掘削機」と書かれており、設定面での食い違いが目立つ。
初見回避は先ず無理であろう画面を覆い尽くさんばかりの屈折レーザーも、TACTICSⅡでは『屈折式掘削レーザー』と言う名前で忠実に再現されている。索敵範囲内に入り込んだ敵ユニットに対してミヒャエルの居る領域ほぼ全域にまで及ぶ屈折レーザーを一斉発射。
Rwf-9Aアロー・ヘッドのスタンダード波動砲以上の威力を誇る攻撃を受ければ戦闘機ユニットは一撃で蒸発、艦船ユニットでさえも二発も喰らえば破壊は免れない。しかもチャージから発射までに要するターンは1ターンのみなので、Rwf-9Cウォー・ヘッドの亜空間突入やTXw-Tエクリプスの加速を駆使して索敵ないしはチャージキャンセルをしなければ活路を開く事は出来ない。
採掘機でありながらおよそ兵器と呼ぶに相応しい凶悪な攻撃能力を持っている事から、某漫画の台詞を引用して「お前のような掘削機がいるか!」と揶揄されるようになった。
R-TYPE FINAL2
『イメージファイト』の訓練ステージ3を再現したDLCのオマージュステージY2.0のボスとして再びマイケルの名に戻されて登場。
当ステージは原作の採掘場ステージを再現しているが、背後の安全地帯は潰されてしまっている。最も易しい難易度のPRACTICEでは緑色の屈折レーザーの代わりに青い直進レーザーのみを撃つが、高難易度になるほどに屈折レーザーの比率が増えていく。
ちなみに『イメージファイト』のステージを再現した当ステージとオマージュステージZ7.0はOF系列機を使用した時に限り、機体の向きが横からではなく上から見た状態となるため、画面の向きと操作の設定をいじる事で原作と同じ縦スクロールSTGが再現可能。