「今日の1限は『トレンディ』の授業か……」(1巻第0限より。ちなみに本人の妄想)
人物像
『のうりん』に登場する人物であり、本作の主人公。
県立田茂農林高校2年A組に通う、草壁ゆかに憧れているアイドルオタク。ゆかたん王国(草壁ゆかのファンクラブ)会員番号10010番。その憧れっぷりは完全に常軌を逸しており、進路指導票に「振輿高校(草壁ゆかが通っている高校)」と大真面目に書いて提出してしまうほど。
だが、木下林檎が田茂農林に転校してきた事で、彼の青春は悲喜入り混じる最高のステージを迎える事となる。
足や脇のフェチスト。さらに女難の相がある。こう見えても農業(栽培)実技に関してはトップクラスの優等生で、学級委員および寮長を務めてはいるが、日頃の行動故に、その威厳はない。にもかかわらず、なぜか周りから頼りにされることがある。10巻では、ついに生徒会長より内々に次代生徒会長立候補依頼を打診される。
林檎(ゆか)が絡むと言動が壮絶なまでに変態じみていく事があるが、素の状態では義に厚く心優しい存在であるため、密かに惹かれる女子も実は多かったりもする。が、本人は草壁ゆかファンとしてトコトンまでに一途であり、その一方で妙なトコロでシャイでもあるため、自分に向けられる好意に対しては鈍感である。
実は都会(愛知県名古屋市)の生まれだが、幼い頃に農業に憧れた両親に伴われて岐阜県の農村である愛生村に移住する。だが両親は就農に失敗し、その身体的かつ精神的負担により、母親を亡くしてしまう。その後、働くために失意のまま都会に戻ってしまった父親とは実質音信不通状態にある。そのため幼なじみの中沢農が彼の母親代わりとなっている。
理想の果てに零細農家として挫折した両親を見てきたせいか、JA(農協)を擁護する発言をすることがある。
アニメにおける声優は浅沼晋太郎。