クリス(クロスアンジュ)
くりす
CV:小倉唯
概要
第一中隊の重砲兵。
専用機はハウザー クリス・カスタム。
片目が髪で隠れた少女。常にヒルダやロザリーの後ろに隠れ、一緒にいることが多い。
他者に依存するタイプで「捨てられる」ことを恐れている為主体性に欠けている。なお、ベッドの上では基本的に"攻め"である。
ネガティブ思考の陰気で人見知りで引っ込み思案な性格。それを表すエピソードに幼少期のフェスタのヒルダ、ロザリーとのプレゼント交換で髪留めが当たってしまうが髪留めはひとつしかなく当時ふたつ編みにしていたクリスには使い道がなかった。しかしヒルダが「おさげひとつにすればいいじゃない」という言葉にしぶしぶながら気に入っていた髪型を変えることになる。
(しかもこの髪留め3人の誰に当たっても使い道がなく自分と髪型が被っているクリスの髪型を変えるためにわざとやったのでは?という疑惑も湧いてくる)
だがその後も「嫌われたくない」、「自分さえ我慢すれば」という性格から本当の自分の気持を言おうとせず溜め込んでいたことが後の悲劇を生むことになる。
反面、相方のロザリーがズケズケと汚いアダ名をつけたりするのに対し、ロザリーやヒルダに乗じてアンジュに嫌味を言ったり、またある派手な下着を見つけた時は、アンジュの下着と思い込んで、「ブス雌豚の色ボケビッチパンツ」と大はしゃぎする(本当はエルシャの下着で、ロザリーと共に彼女にお仕置きされる)、サリアのフォーメーション名に対して「ダサっ」と呟くなどボソッと毒を吐くタイプでもある。
ゾーラのレズペットの一人で、戦死したゾーラの死に涙を流すなど、かなり慕っていた模様。
ゾーラ亡き後、ロザリーと共にヒルダの派閥に取り入れられることになったが、ゾーラを死に追い込んだアンジュを毛嫌いし、ロザリーと共に様々な嫌がらせするも悉く失敗している。
高い実力を有する第一中隊の中、その消極的な性格から賞金を稼ぐだけの戦果を上げられていない。自身の専用機はほとんどカスタマイズされていない上、砲撃専用機のお約束で動きが鈍重であり、ドラゴンとの戦闘においても被弾が目立つなど、実力や運が低い模様。
第7話で新型ドラゴンの攻撃で中隊が全滅しそうになった際、アンジュに救われた事で、ロザリー共々、彼女に対する姿勢を改め仲間と認めたが、それによってヒルダとは仲違いすることとなってしまう。
そこでヒルダと仲直りするための資金を得るためマーメイドフェスタで優勝する行動力を見せるが、当のヒルダはフェスタのどさくさに紛れて脱走してしまい、しかも帰ってきたヒルダからは「うまくやるためにあんたたちに合わせていただけ」と言われ、今まで"友達だから"と我慢してきたことが"捨てられた"ことによって今まで貯めこんできた不満が爆発してしまう。
アルゼナル襲撃以降
サラやジュリオの襲撃を受けてアルゼナルが壊滅状態となった際、最初の内は、イチイチ文句を垂れていたが、ヒルダのリーダーシップと責任感に引っ張られる形で仲直りすることができたのもつかの間生き残りの兵士に頭部を撃たれ滑走路に追突、生死不明になってしまう。
その後のストーリーはもう一つの地球を舞台にされていたためにクリスの消息は描かれていなかったが、アンジュが元の世界に戻った時サリアとエルシャとともにラグナメイルに乗って現れ、エンブリヲ側に付いていた。
エンブリヲに懐柔され、ダイヤモンドローズ騎士団の一人になってからは、テオドーラを与えられる。また、自分に優しくしてくれるエンブリヲの事を「エンブリヲ君」と呼んで完全に依存しきった状態となっている。
その一方であれだけ依存しきっていたヒルダやロザリーに対しては自分を見捨てたと勝手に思い込み、ロザリーの話を聞こうともせずその結果としてアルゼナルの後輩であるマリカを殺してしまう。この最後の一線を超えてしまった事でロザリーと完全に敵対するようになってしまう。
最終決戦の最中、戦況の不利を察したエンブリヲに時間稼ぎの囮とされ激昂するが、ロザリーの身体を張った説得とキスにより遂に和解した。
戦後はロザリーと交際しつつ平和に暮らしている。