ラスタファリ
らすたふぁり
ラスタファリとは、ジャマイカを中心として発生した宗教的社会運動である。
ラスタファリ運動 またはラスタファリアニズムとも呼ぶ。
ジャマイカの労働者層から発生した運動で、キリスト教の聖書をベースとしているが特定の教典は存在せず、細かい解釈は人によってもかなりの差異がある。
エチオピア帝国最後の皇帝であるハイレ・セラシエ1世をジャー(キリスト)の化身と考え、菜食主義、自然志向を主な考え方とする。
ジャマイカに在住する黒人に多くかつてアフリカから奴隷として連行された層の子孫がいることを反映し、アフリカ回帰思考も盛り込まれている。
中には自然回帰の考えから大麻礼参を主張する者もいる。余談だが大麻自体はジャマイカにおいても違法であるが、近年法律が変わり56gまでの所持なら少額の罰金で済み犯罪歴として記録される事は無く無くなった(参考記事)。
また、ゲイには否定的である。
日本でもレゲエ関係者やレゲエ・中南米事情を扱うメディアを通じて知られる所であるが、黒、赤、緑、黄色の4色の組み合わせ「ラスタカラー」のデザインの方が先行してファッション的に知られている。