徳川吉宗
とくがわよしむね
江戸幕府八代将軍。
江戸幕府の八代将軍。紀伊徳川家の出身。幕府中興の祖とも言われるほど、名君と称えられる。
危機に瀕した幕府財政を質素倹約で立直し、大岡忠相を起用した社会政策、飢饉対策など多くの課題に取り組み成功させた。江戸の美化・緑化や行楽地の整備に意を払い、殺風景だった江戸の町を緑したたる美しい街に変えたのも吉宗の功績である。
史上でも偉人と称えられるにふさわしい業績を残した人物であるが、徳川幕府の歴代将軍の中でも知名度が高い理由は主に時代劇「暴れん坊将軍」の影響が強く、「徳川吉宗役=松平健」と刷り込まれている人も非常に多い。
ただし最大の課題であった米価の安定は不調に終わり米将軍と揶揄される結果に終わっている。ただ、暴れん坊将軍の影響で、歴史のテストで米将軍を暴れん坊将軍だと間違える生徒がたくさんいたと言う。