概要
レーザーディスクゲームが流行していた80年代に作られたレーザーディスクゲームの1作。
タイトーレーザーディスクゲームシリーズの第1弾として制作された。
忍の若者ハヤテが魔の軍団にさらわれた姫を救出すべく単身敵地に乗り込んでいく。
映像内のデバイス入力指示に従い、ボタンとレバーの入力を使い分けて、ハヤテに敵の攻撃の回避・的への攻撃を誘導しつつ、全18幕のシーンを攻略していく。
後年のタイムギャルに比べ、入力受付時間は甘めなので難易度は易しい方だが、反面レバー入力が8方向となっているためナナメ入力が難しく、デバイスの入力指示がかなりのテンポの速さで連続するシーンもあるため、それなりに難しい。(一部、映像ごとの左右反転によって左右の入力が入れ替わるシーンも存在する。また、タイムギャルに比べて1シーンが長め)
タイムギャル同様、本作もミス時のコミカルなリアクションが特徴だが、タイムギャルが日本の80年代ギャグアニメ的なエッセンスを取り入れていたのに対し、本作は海外LDゲームの有名作「ドラゴンズレア」等に見られる、カートゥーンアニメ基調のこっけいなギャグ表現を主体としている。
ハヤテが敵との遭遇時やミス時に見せるこっけいかつ無様な表情にはアニメ版「ルパン三世」を意識したと思われる節があり、外見は二枚目でありながら肝心な時に三枚目化して無様な姿を見せるそのギャップがおもしろみをかもし出している。(「忍者ルパン」と揶揄されていたりもしたそうだ)
しかし、ゲーム展開やキャラ造詣的に地味さが拭えなかったこともあり、「タイムギャル」ほど知名度は高くない。