哺乳綱食肉目イタチ科に属する海洋哺乳類。
北半球の寒冷な海に棲息している。群集性があり、住処としてジャイアントケルプと言う海藻が繁茂する、波の穏やかな海域を好む。通常は人間で言う「背泳ぎ」のスタイルでぷかぷか浮いている。
ウニやカニ、貝類が主食。摂食行動の際、腹に石を置いて貝やウニを撃ちつけ砕いて食べたり、岩についたアワビを捕らえる為に石をぶつけるなど、簡単な道具を使う習性がある事で有名。
愛らしい姿から各地の水族館で人気がある。
外見こそかわいらしいのだが、非常な大喰らいで、しばしば北海道近海の漁場や養殖場で、大量のウニなどを食べつくし、数億円を軽く超える被害を叩き出す。
だが、保護動物なので漁師からは手を出せない。漁師からすれば天使の顔をした悪魔とはまさに彼らである。
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