カルラとは
①インド神話に登場する神鳥ガルダ(ガルーダ)の別名。迦楼羅。
②「うたわれるもの」に登場するキャラクター
③「新桃太郎伝説」に登場するキャラクター
④「ジルオール」に登場するキャラクター
本項では③について記述する。
注:この記事には「新桃太郎伝説」のネタバレを多く含みます。
ネタバレを好まない方は注意をお願いいたします。
背景
新桃太郎伝説は、FC版桃太郎伝説の続編とも言える、スーパーファミコンの作品です。前作や「桃太郎伝説2」と異なりギャグ要素はかなり抑えられており、物語性が強調されたました。物語中に登場人物の命が奪われる表現があるのはこの『新桃太郎伝説』が初めてです。製作者の話では、大乗仏教と上座部仏教の対立が隠れたテーマとなっており、実際に作中にも仏教用語由来のキャラクターや地名が多数登場します。
ストーリー
桃太郎が鬼ヶ島のえんま大王を懲らしめてから6年の月日が流れた。鬼ヶ島の地下・地獄では、鬼族の王・伐折羅王(ばさらおう)の裁きとその腹心であるカルラの暗躍により、改心して人間の心の美しさを知ったはずのえんまが奈落の底へ幽閉されるという事件が起こっていた。さらにカルラの提案を受け、伐折羅王は以前に桃太郎がえんまから救出したはずのかぐや姫を再びその手中に収める事を画策する。伐折羅王の命によりその息子ダイダ王子とカルラは月の宮殿へと向かい、かくしてかぐや姫に再び鬼族の手が迫る。
おじいさんとおばあさんの元へ戻っていた桃太郎は、かぐや姫の危機の知らせを受け、月行きの牛車に飛び乗り月の宮殿へと向かったのだった。
カルラについて
カルラとは
伐折羅王の腹心。鳥の姿をした鬼。口癖は「ケーケッケッ!」。伐折羅王の腰巾着、虎の威を借る狐であり、ダイダ王子のお目付け役でもある。残虐非道で強欲な性格、それに見合った情け容赦ない悪行の数々から、シリーズ中最凶の悪役と言われている。人間はおろか、自分以外の全ての生き物を自分が成り上がるための道具あるいはゴミとしか思っておらず、他の鬼の手柄を横取りして今の地位を築いた。全編に渡って幾度も桃太郎たちの前に現れ、卑怯な手段を用いて苦しめてくる。
悪行
- 花咲かの村の桜の木の焼き払い
- ばっかんきの殺戮
- 竜燈鬼の殺戮
- 桃太郎一行を老人化
- 新しい村を毒の雨により崩壊
- 人魚の殺戮
- ダイダ王子の殺戮
- かぐや姫の殺戮
- 世界崩壊
善い行い
氷の塔のイベントで、なぜか一万両を桃太郎一行に渡した
名台詞
- 新しい村での台詞
ケーッケッケッ!
まだわからぬのか!人間の力など鬼に遠く及ばないことを!
人間はすぐなまける!
人間はすぐ思い上がる!
人間はすぐ気持ちが変わる!
贅沢がしたいんだろ!
女がほしいんだろ!
人の上に立ちたいんだろ!
それがおまえ達の本当の夢なんだろ!なぜ夢に向かって走らない!
わかっただろ!オレ様こそ本当に夢を追いかけている男なのだ!
ケーッケッケッ!
- ラストバトルでの台詞
ケーケッケッ!
桃太郎!
月の血はオレ様に大いなる力を与えてくれたぞ!
こんなことなら 始めからかぐや姫の生き血でも飲んでいればよかった!
見よ!こんなに美しい体を!
見よ!こんなに強い力を!
見よ!こんなに賢い知力を!
オレ様はすべてを手に入れたのだっ!
これから月に行き月の血を浴びるほど飲むのだ!
どうだ!桃太郎!お前もオレ様と一緒に月へ行かぬか?
ケーケッケッ!
誰が月の血をお前に分けてやるものか!
この空も!あの海も!あの大地も!森も!林も!家も!蔵も!金も!
あらゆる富は集まるべくしてオレ様のもとに集まったのだーーーーーッ!
身長・体重
身長133cm
体重31kg
とてもそうは見えません・・・
関連イラスト
新しい村でのカルラ