曖昧さ回避
概要
リジェ・バロの滅却師完聖体。アニメ版の羽と光輪のカラーリングは濃緑、ブレソルでは黄色。
眩い光を放ち、4対の翼を持つ某新世紀アニメの使徒のような姿に変化する。
あらゆる攻撃を一切受け付けず、翼の穴から放たれる裁きの光明と呼ばれる【万物貫通】の光で相手を貫く(完聖体前は単発ずつだったのが複数同時発射が可能になった)。
防御不能の攻撃と自動絶対防御を同時に行う、まさにチートという言葉に相応しい能力。
更には崩玉融合後の藍染惣右介の如く、光と共に瞬間移動(ワープ)することもできる。
詳細不明だが完聖体となった直後に京楽の身動きを封じており、万物貫通の的にしている。
京楽春水の卍解技『糸切鋏血染喉』によって首から上が爆ぜ、絶命したと思われたがまさかの復活を果たし、かつての面影が無いほどの異形の姿へと変貌する。新たに生えた龍のような首の先にメンフクロウと人の顔が合わさったような不気味な頭部を持ち、ケンタウロス(というよりはこれに近い)のような脚部へと変形した。この状態でも完聖体の能力は使用でき、塔の裏や影の中に隠れた京楽達を見つけたことから障害物や空間をも貫通して相手を見つける能力も獲得している模様。
また、この形態以降はこの世の法則を無視したような動きで顔を変形させたり、負傷しても傷口からは光が覗き、体内に血は流れていない様にも見えるため、生物であるかどうかすら怪しい。
アニメでもこの豹変はしっかり再現(どころかさらに演出強化)され、濃緑色だった羽と光輪が黄金へと変色し、声もヘリウムガスでも吸ったようなハスキーボイスへと変わり視聴者を驚かせた。
これでもCVはリジェ役の日野聡氏がそのまま務めており、なんと音程の加工は無しと音響制作会社が明かしている。
その後、伊勢七緒の斬魄刀【神剣・八鏡剣】によって自身の能力を跳ね返されたことで敗れ、身体はバラバラの光の粒子へと砕け、真世界城から隕石の如く瀞霊廷へ墜落するもしぶとく復活を果たし、光輪を無くしつつも全身が光り輝く巨大なフラミンゴのような姿へと分裂・再生した。
技
- 裁きの光明
羽の孔から放たれる万物貫通の光線。
完聖体前は単発ずつだったのが、理論上24ヶ所からの同時発射が可能となった。
豹変後では新たに生やした腕からも光線を放てる上、点だった攻撃が線となり、より広大な範囲が攻撃対象となる。
- 【神の喇叭】(トロンペーテ)
豹変後に使用。霊子を集約させ巨大なラッパを形成し、射線上の物を吹き飛ばす破壊光線を放つ大技。
一発で零番離殿の大部分を消滅させる程のデタラメな威力と攻撃範囲を誇る。
アニメでは発動前に聖隷(スクラヴェライ)の様に霊子が集約していく描写が追加された。
元ネタは黙示録のラッパ吹きだろうか。
余談
- 劇中、途中で光輪と羽の色が変わった滅却師完聖体は、ゾンビになった子とリジェの2人しかいない。(ロバート・アキュトロンの『神の歩み』はBD/DVD版で水色から緑に修正された為、この内には入らない)
- アニメ千年血戦篇40話でリジェが瀞霊廷に墜ちて襲撃を開始するシーンが描写されたが、彼が「ゆるるるるるるるるるるんっ」とブチギレながら瀞霊廷を蹂躙する、彼のあだ名が『罪深ゆるるんバード』たる所以の一連のシーンはアニメではほぼカットされてしまった。罪深いぞ。…それとも禍進譚での補完でアニメ化されるのだろうか…?