概要
トランペッターとは、
『新約聖書』のトランぺッター
『新約聖書』の第8章から11章にかけて登場する、終末を告げるラッパを吹く天使。
- 一人目のラッパは火と雹を降らせ、地上の1/3を滅ぼす。
- 二人目のラッパは海を干上がらせ、その1/3を減らす。
- 三人目のラッパはニガヨモギの流星を落とし、地上の川の1/3を毒で汚す。
- 四人目のラッパは暗闇を呼び寄せ、地上の昼の時間を1/3にしてしまう。
- 五人目のラッパは地獄の蓋を開け、アバドンと僕の蝗を呼び出す。
- 六人目のラッパはユーフラテス川の畔に繋がれている「四人の御使い」を開放し、 地上の人間の1/3を虐殺する。
- 七人目のラッパはキリスト教の神が世界を支配したことを告げ、キリスト教徒以外の異教徒を滅ぼすべく様々な天変地異を巻き起こす。
このラッパの天使については明確な使命者が分かっておらず、概ね大天使クラスの上級天使であるとされている。
ユーフラテス川の近辺にあった四つの強大な国家、アッシリア、バビロニア、メディア、ペルシアの象徴ともされている。
タロットカードの大アルカナ『20.審判』のモチーフともなっている。
なお、某漫画では割と頻繁にネタにされていたりする。
関連タグ
イスラーフィール:イスラム教における四大天使の一柱で、聖典では「ラッパの天使」として言及がある。
『女神転生』シリーズのトランペッター
初出は『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE マニアクス』から。
人修羅の存在を見極め、さらなる魔道へといざなう役割を担った。
同じく『ヨハネの黙示録』を出典とする「黙示録の四騎士」と同様、他の悪魔たちとは一線を画す魔人族の一人である。
劇中では、破格の威力を誇る四属性の全体攻撃魔法を操る上、敵味方問わず最もHPの数値の低いキャラクターを全快させる「神恩のラッパ」と、最もHPの低い敵を即死させる「魔縁のラッパ」を一定周期で繰り返す厄介な相手となる。
ラッパを携え、帽子とトランプのクローバーの意匠を施した白黒の法衣に身を包んだ髑髏の天使という、見た目のインパクトも絶大な容姿をしている。
『真・女神転生Ⅴ』ではDLC「人修羅と九人の魔人」を購入することで登場する。
『デビルサバイバー2』では菅野史にパソコンを投げつけられて気圧されるなどの扱いが見られるが、基本的には強力な悪魔であり、アニメ版ではベネトナシュの音波をラッパでかき消すという活躍を見せた。
ペルソナシリーズでは『3』〜『5』に共通して「審判」のアルカナに属するが、これも審判のモチーフになった天使というエピソードに倣ったもの。
『ペルソナ4』では審判コミュの上位ペルソナとして登場し、またマーガレットからの最後の課題として「『コンセントレイト』を持ったトランペッター」が出題される。
そのスキルも敵単体の全ステータスを下げる「ランダマイザ」、その逆で味方単体の全ステータスを上げる「ヒートライザ」、さらに万能属性の「メギドラオン」を覚え、属性耐性もかなり高めに設定されているため、作っておいて損のないペルソナとなっている。
『ペルソナ5』ではヨハネの黙示録に倣って黙示録の四騎士を合体させる事で入手可能。
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模型メーカーのトランペッター
中国に本社を置く「華新発展有限公司」社のプラモデルブランド。1995年設立。中国本国でのブランド表記は「小号手模型」。
ドラゴンモデルズと並ぶ中国の大手スケールモデルメーカー。主に軍用車両・軍用機・軍艦といった王道なジャンルの製品を展開しており、マイナーなメカをチョイスして商品化することも多い。海外メーカーの中では製品の品質は上な方だが、過去には東アジア圏のメーカーらしく他社製品のコピー疑惑がある商品も存在した。
2020年代に入ってからは、映画『バンブルビー』のプラモデルによってキャラクターモデルにも参入している。
日本ではピットロードなどと提携しており、同社やモノクロームといった日本メーカーと共同で開発されたキットも複数存在する。
また、トランペッターから派生したプラモデルブランドとして「ホビーボス」があり、こちらは日本では童友社と組んでいる。
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