ジタンが所属する盗賊団「タンタラス」のボス。序盤からジタンの親的な立場で出てくるが、その性格は豪快で、細かいことを気にしない。リンドブルム公国のシド大公とは旧知の仲であり、彼の願いにより、ガーネット姫を連れ去る計画を立てる。ジタンを拾った張本人であり、ジタンが一年ほどわずかな記憶を頼りに生まれた故郷を求めて、世界中を駆け巡って帰ってきた際には手荒い迎え方をしたが、バグーならではの愛情を感じ取ったジタンはバクーがいるタンタラスこそが「いつか帰る場所」と認識している。
また、手の届かない存在になってしまったタガーに対して、自分の気持ちに嘘をつき、タンタラスに戻ろうとするジタンを戒め、エーコからジタンに渡すように頼まれた手紙をうっかり落とし忘れ、スタイナーとベアトリクスの恋を結果的に後押しするなど、序盤から終盤まで、陰の功労者ともいえる。