北添尋
ぞえさん
※この記事は単行本未収録の内容を扱っています。
「あれれ? なんかゾエさんの犠牲軽くない?」
人物像
ボーダーB級2位チーム影浦隊の銃手(ガンナー)。18歳の高校生。
ふくよかな身体つきをした青年。
チームメイトからは「ゾエ」「ゾエさん」と呼ばれ、親しまれているものの、ランク戦で二宮に追いかけられた際には、仁礼には「なるべく粘って死ね!」ユズルからは「がんばって逃げて」と、ちょくちょくぞんざいな扱いをされている。隊のムードメーカー枠にして潤滑油、いじられ枠でもある。
隊長の影浦が二宮隊・玉狛第二(三雲隊)・東隊とのランク戦を前に作戦室で玉狛第二の映像記録を見ていた時は、「やっとやる気になってくれた」と感激していた。
戦闘スタイル
使用トリガーはグレネードランチャー型の銃で、使用する弾は炸裂弾。
通常の銃トリガーと違い、弾が山なりに飛んでいく代わりに、飛距離がかなり長く、狙撃手並の射程距離を誇る。
レーダーやオペレーターの指示を頼りに、弾をまく戦法を取るが、狙いは大ざっぱ。
しかし、破壊力は高く、着弾先の民家一件を吹き飛ばし、周囲の電柱をなぎ倒すほど。
二宮隊の犬養からはうざいと評され、(その上、適当炸裂弾と名付けられている)東からは、地形は関係ないと警戒されている。
一見すれば、味方をも巻き込みかねない危険な無差別攻撃ではあるが、ユズルは狙撃手でそもそも乱戦地帯には入らない。影浦は副作用により、合図がなくとも事前に察知することできるため、影浦隊の面々に関しては巻き添えを食らうリスクがない、安全な広範囲攻撃でもある。
さらに言えば、影浦が戦っている場所へ打ちこむことで、戦場をかく乱させ、その隙に影浦が敵を狩るといった連携も可能な側面も持つ。
4回戦目のランク戦では、4つどもえの乱戦になった際、影浦の指示で爆撃し、拮抗した戦局を動かした。