「何回も言わせないでよ。オレの師匠は鳩原先輩だけだ」
プロフィール
概要
13巻の狙撃手合同練習にて初登場。狙撃場で席を探していた千佳と出穂に席を譲った。
目を隠すような長さの前髪と伏し目がちの目が特徴の小柄な少年。
人物像・活躍
奈良坂によれば、冬島隊の当真と同じ「型にはまらない自由な才能」の持ち主であり、数少ない天才型。
通常狙撃訓練では当真と同じように狙撃で的にイラストを描いていく「遊び」を行うなど手を抜いているにもかかわらず、中学生組トップの個人ポイントを持っている。
当真からは弟子扱いされているが、ユズル本人は当真を自分の師匠とは認めておらず、千佳と出穂に席を譲る際も彼の荷物をぞんざいに扱っている。しかし、訓練での遊び心は彼譲りなのかもしれない。
彼を師匠としていないのは、元々の自分の師匠であり、半年前にボーダーから姿を消した鳩原未来のことを今も尊敬しているためなのだが、ユズルは鳩原失踪に関する真相を知らされていないため、かつて彼女が所属していた二宮隊に対して嫌悪感を抱いている。
知り合って以来、千佳に対して好感を抱いている節がある。
話している時に頬を赤らめていたり、影浦に乗じて自分も三雲隊のランク戦の映像を見ようとしたり、その後のランク戦でも犬飼に追われていた千佳のピンチを救ったり、人が撃てないことの打開策として、過去に鳩原が考案した弾速重視の「ライトニング」と弾丸が命中した相手に重石を取り付ける「鉛弾」の組み合わせを教えることまでしている。
第7ラウンドで三雲隊と再戦することになった時は自分達が遠征を狙っていないことを理由に手を抜いて勝ちを譲る(ユズルだけに byゾエ)つもりでいたが、荒船の助言や遊真の勝利宣言を聞き、それまで眼中になかった遠征部隊入りを意識するようになる。
このように何かと千佳に協力的なため、出穂からは千佳に惚れていると思われている。
しかしユズル本人は飽くまでも、師匠の鳩原と同じく人が撃てない千佳に彼女の二の舞になってほしくないための行動らしい。
鳩原の失踪に千佳の兄・麟児が深く関わっていることを考えると、少々不穏である。
遠征選抜試験では第二プールで千佳が二宮に指名され、第三プールでの二宮の指名時には、嫌悪感を持ってる二宮へオレを採れと念を送っており、千佳との仲の良さも考慮した二宮によって二宮8番隊に指名された。
4日目の夜、二宮との二人部屋となった際、ついに鳩原が近界に密航したことを知ることとなる。これにより遠征部隊入りする理由が一つ増えた形となる。腹を割って話したことも含め、二宮との関係性も改善していくかもしれない。
また、この際、戦闘シミュレーションで苦戦していた千佳へのフォローを人任せにしていた「甘え」と千佳の余裕が無くなっていたのは自分にも原因があった事を指摘されている。年上に囲まれている14歳に対して「甘えるな」と求めるのは酷ではあるのだが、実際に遠征部隊入りするためには千佳にプレッシャーをかけていた事も含めて年齢など関係なく改善すべき点なのは確かであろう。
戦闘能力
使用したトリガーはイーグレット・アイビス。
ランク戦ではアイビスで犬飼の集中シールドを砕いたが、イーグレットは二宮のシールドに防がれた。
前述の通り、「型にはまらない自由な才能」の持ち主であり、数少ない天才型であるとされるため、射撃のセンスは相当なもの。
狙撃手だが近距離でも当ててくると言われており技術の高さが窺える。
round7では壁抜きの発展系の、レーダーの位置情報のみで上階にいる相手をアイビスで狙撃する天井抜き狙撃で2点挙げるなど、得点力も技術力もトップクラス。
戦闘序盤では、影浦隊の執る戦法のために開始早々狙われることになるゾエさんの援護に回ることが多い。ゾエさんが無事に逃げ切った後は、状況に合わせて影浦のアシストをしたり、狙撃によるポイント獲得を狙っていく。
なお、現在個人ポイントが判明している中学生の隊員で最もポイントが高いのは緑川の9985pt(93話。その後遊真に負けて9721ptに減っている)のため、中学生組トップとされるユズルの個人ポイントは10000を軽く超えていると思われる。
パラメーター
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 8 | 6 | 5 | 10 | 9 | 2 | 1 | 47 |
トリガーセット
メイントリガー | サブトリガー |
---|---|
アイビス | バッグワーム |
イーグレット | FREE TRIGGER |
シールド | シールド |
ライトニング | FREE TRIGGER |