「うまくなってるねメガネくん。コソ練した?」
プロフィール
概要
前に流したもさもさの髪とニヤケた表情が特徴。
隊服がスーツである二宮隊のメンバーで、唯一ベストを着用していない。
欠損しない限りはメイントリガーを左手で扱い、焼肉屋で箸を左手で持っていることから左利きと思われる。
弟子には香取隊の若村麓郎がいる。(此の関係か若村は使用者の少ないPDW型銃手トリガーを使用している)
人物像・活躍
二人の姉に叩き込まれた高いコミュ力の持ち主であり、二宮隊のバランサーを務める。
姉の名前は長女が奏(かなで) 23歳
次女が明理(あかり) 21歳
性格の方もクールな二宮達とは対照的に陽気で、普段の口調や話しぶりは軽く飄々としている。口癖なのか、「これはうざい」「これはえぐい」など、「これは〇〇〇」という言い回しをよくしている。
雪上戦となったランク戦で積もった雪を踏んではしゃぐなど平時では子供っぽい一面も多いが戦闘中は冷静であり、倒せそうな相手を積極的に狙っていく貪欲さや、ユズルの狙撃をピンポイントでガードする動体視力も持ち合わせている。
社交的な性格で交友関係も広く、一見するとコミュ強の陽キャで柿崎曰く誰とでも仲良くやれる。
しかし相手の感情を受信できるサイドエフェクトを持つ影浦からは「感情と外面が一致しないのが気持ち悪い」という理由で一方的に嫌われているが、それを聞いた冬島は犬飼が全く悪くない気がすると口にしている。
犬飼自身は影浦から言われたことで、影浦に対してはなるべく思ったまんまを喋ることがベストだと思っている。
昔は会話にもならなかったようだが、今では影浦とは喧嘩腰で構えられているとはいえ会話出来てるので、傍から見ると険悪なようでも、本人曰く今の関係性は「過去イチで良好な関係だと思う」と柿崎に言っている。
B級ランク戦Round4(玉狛第二VS二宮隊VS影浦隊VS東隊)にて初登場。二宮からは玉狛を獲りに行くよう指示を出された。その後、エンカウントした修と交戦。シールドを巧みに使って彼の攻撃を悉くガードして追い詰めるが、奥寺と小荒井の奇襲によって左手を失う。修のベイルアウト後は、砲撃失敗しベイルアウトし損ねた千佳を真っ先に追撃する。あと一歩のところまで千佳を追い詰めたものの、ユズルの援護射撃に足止めされ影浦にとどめを刺された。
ガロプラ襲撃時は、本部前のトリオン兵掃討を担当。気難しそうな黒江と親しそうにしていた(黒江の髪の毛をぴょこぴょこさせ遊んでいた)ため、傍にいた木虎を驚かせていた。ガロプラ撤退後には、辻と共に足が「黒壁(ニコキラ)」によってツルツル滑るようになった米屋で遊んでいた。
Round7では嵐山・結束とともに実況を担当。全体の盤面及びヒュースの加入で大暴れした玉狛第2の戦術を適切に理解し解説しつつ、最後のまとめとして「玉狛怖えー」と評した。
Round7と8との間に隊の仲間と焼肉屋に訪れたところ、修・千佳・小南・栞と遭遇した。話術や駆け引きにも長けている一面を披露し、相手が単純すぎる小南であったとはいえ、巧みに翻弄してヒュースが近界民であるという確証を得ている。(もっとも、ヒュースの素性については事前に根付さんから聞かされていたのだが)。しかし、修は彼が焼肉屋で何気なく言った言葉を切っ掛けとして、Round8で二宮隊の致命の一手となる手を思いついてしまった。
最終戦であるRound8では玉狛第二・生駒隊・弓場隊と戦う。二宮からは単独で東の盤面を抑えるように指示された。そのため、生駒隊と弓場、帯島と一緒にヒュースを包囲して袋叩きにし、包囲終了後は水上を狙ったが、トドメは弓場に取られた。その後弓場に追い掛け回されて左手を失ったが、反撃を諦めて逃げに徹したのが功を奏して無事二宮・辻と合流。二宮と弓場の1対1で対決している間は、辻の援護を受けて千佳の爆撃を捌いていた。弓場隊と生駒隊が全員落ちた後は、再び居場所の割れた千佳を追撃する。二宮と辻がベイルアウトした後に千佳の元に行き、初めて自分の意志で人を撃ち、辻を撃破した千佳を「ナイスキル」と褒めてから千佳を撃って倒して得点とし二宮隊のB級1位を確定させた後に、二宮にこれ以上試合を続行しても順位が変わることは無いがそれでも最後まで戦闘継続をするか聞き、二宮の指示で自主ベイルアウトした。
遠征選抜試験編では柿崎に指名されたことで柿崎3番隊に所属した。チームメイトは藤丸・影浦・太一。
特別課題を巡って方針を違えた影浦と一触即発の空気になる。
上述の影浦との関係性についての発言は、その後柿崎に諫められた際に出たもの。
戦闘能力
使用トリガーはPDW型の銃トリガー。使用する弾はアステロイド(8422pt)、ハウンド(7009pt)。
作中で初めて判明した、マスタークラスの銃手である。犬飼初登場時点では諏訪や北添といった他チームの銃手たちはポイントが判明しておらず(後に北添や里見らもマスタークラスであることが判明した)、ポイントが判明していた来馬はマスタークラスに到達していなかった。また、A級隊員の嵐山や三輪らはマスタークラスに到達していると思われるが、彼らは攻撃手用トリガーのスコーピオンや弧月でも6000ポイント以上を獲得している万能手である。
銃手の地力を決定づけるトリオン能力と、銃撃・シールドのコントロール技術がハイレベルにまとまっている。銃手の特性を活かした敵の足止め・援護射撃だけでなく、より高い援護能力を持った辻と組んで敵を追い詰める役割を担ったり、より高い火力で敵のシールドを破壊できる二宮によってノーガードになった敵の弱点を銃撃したりと攻防・援護全てで優れた実力を発揮できるバランサー。
また銃手・射手陣の中では比較的機動力が高いため、戦場の地形を利用して敵を追い詰めたり逆に逃げたりといった戦法も得意としている。
Round8開始前の自主トレでは、直立不動の辻には当てない様に周囲のターゲットを移動射撃で全て破壊している。技量も然ることながら、2人の信頼関係が窺える一幕。
なお、彼のサブトリガーにはスコーピオンや射手タイプのハウンドが入っている。銃手は両手を失うと銃型トリガーが使えなくなるので、そうした緊急時の保険を想定した装備と思われるが、Round8では千佳のハウンドを撃ち落とす補助や鉛弾を撃ち込まれた腕を切り落とすのに使用している。
余談だが、スコーピオンを練習し始めた犬飼を黒江が個人ランク戦でボコったことが縁で仲良くなったらしい。
パラメーター
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 8 | 7 | 7 | 8 | 4 | 5 | 2 | 49 |
トリガーセット
メイントリガー | サブトリガー |
---|---|
アステロイド:突撃銃 | ハウンド |
ハウンド:突撃銃 | スコーピオン |
シールド | シールド |
FREE TRIGGER | バッグワーム |