「鋼は鋼なりのやりかたで強くなってもいいんだよ」
プロフィール
概要
ポジションはガンナー。
6巻の大規模侵攻編にて初登場。
どこか頼りない感じのする表情と修と張る冷や汗の多さが特徴。
登場時の年齢は(まだ誕生日を迎えていなかったため)19歳だが、学年は一つ上なので太刀川や二宮と同じ20歳組に入る。
人物像
お金持ちのお坊ちゃんで幼少の頃より甘やかされて育ったが、作者からも「出来た人」と太鼓判を押されるほど心優しく温和な人物で、読者からは仏と呼ばれている。
本編(B級ランク戦編)の八ヶ月前に村上が、師匠の荒船が攻撃手を辞めて狙撃手に転向したのは自分のせいだと思い込んでひどく落ち込んでしまった際、雨の中荒船を訪ねて彼の口から直接狙撃手に転向した理由を聞き、村上に伝えて誤解を解いた上で彼の能力を肯定し励ましている。
他にも、自隊の狙撃手別役太一が良かれと思ってアクアリウムを勝手に弄って熱帯魚を全滅させてしまったのにもかかわらず、来馬は血涙を流して許したというエピソードが単行本のカバー裏で語られている。
来馬自身の戦闘能力・指揮能力共にそれほど高くはなく、隊員歴も2年以下であり年齢にしては短い。その上本人の気弱さが漏れているのか、作中相手側からよく狙われるという小鹿のような性質を持っている。
しかし、上述したような人柄ゆえに隊員たちからは非常に慕われており、太刀川慶が「どんな状況でも村上と太一は来馬を庇う」、「鈴鳴第一はそういうチーム」と評するほど。
村上も太一も理屈抜きで来馬の生存を優先する。
活躍
初登場となる大規模侵攻では自ら囮役を務め、米屋たちのランバネイン撃破に貢献した。
ランバネインと真正面で向き合い思わず「ひ……!」と声を上げる面もあったが、結果としてそれが良い方向に働き、米屋には「ナイス囮」「迫真の演技」と賞賛された。
(もっとも、来馬自身は内心で「演技じゃないんだけど」と吐露している)
B級ランク戦では、ROUND3昼の部にて三雲隊・那須隊と対戦。
太一と連携して那須の猛攻を凌ぎながら村上の合流を待ったが、村上は遊真に敗れ、太一は那須の攻撃から自分を庇って被弾し、ベイルアウトしてしまう。
それまでの来馬はエースの村上が落ちると脆かったそうだが、この時の彼は孤立無援の状態で那須に追い詰められながらも最後の最後まで踏み止まり、ベイルアウト直前で彼女に一矢報いてポイントをもぎ取っている。
大規模侵攻を経験して一皮剥けたようだ。
ガロプラ襲撃では、諏訪隊・嵐山隊らと共に人型トリオン兵「アイドラ」の大群を迎え撃った。
B級ランク戦ROUND7昼の部では、影浦隊・三雲隊・東隊と対戦。太一の立案した作戦に従って市街地Dを選択し、転送後は村上と合流、影浦隊と交戦。村上との連携攻撃と太一の奇策によって影浦隊に対して有利に立ち回り、最終的に村上の一撃が影浦のトリオン漏出に繋がり、得点に成功する。続く三雲隊のエース2人に対しては射撃戦の有利を活かして立ち回るものの、陣形を崩されたところを絵馬の狙撃によってベイルアウトした。
遠征選抜試験編では村上共々11人の臨時隊長に指名される。ちなみに1つの隊から臨時隊長が複数指名されているのは来馬隊のみである。オペレーターには小佐野が指定され、隊員として穂刈、弓場、小荒井を指名、来馬5番隊として選抜試験に臨む。
戦闘能力
ポジションは銃手で、突撃銃型のトリガーを使用。セットしている弾丸はアステロイド(7222pt→7881pt)とハウンド。
太一と合流した際は、二人分のシールドと中・遠距離武器の射撃で戦う。村上が合流できたときは、彼を中心にしてサポートに徹する。
大規模侵攻後は少し強気になり、ベイルアウト直前でも最後まで諦めない意志を見せるようになった。
ROUND6以降は村上に防御を任せて両攻撃(フルアタック)を仕掛ける新たなフォーメーションを確立したことで、中距離戦での火力を大幅にアップさせている。
パラメーター
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 5 | 6 | 5 | 7 | 4 | 6 | 3 | 42 |
トリガーセット
メイントリガー | サブトリガー |
---|---|
アステロイド:突撃銃 | サイレンサー |
ハウンド:突撃銃 | FREE TRIGGER |
シールド | シールド |
FREE TRIGGER | バッグワーム |
※ROUND6以降はサブトリガーにハウンド(突撃銃)を入れている。