「今が攻め時だ」
プロフィール
ポジション | スナイパー |
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年齢 | 25歳 |
誕生日 | 1月3日 |
身長 | 186cm |
血液型 | A型 |
星座 | かぎ座 |
職業 | 大学院生 |
好きなもの | 釣り、キャンプ、刺身、天ぷら |
好きな焼肉の部位 | ギアラ |
家族 | 父、母 |
ランク | 狙撃手3位 |
CV | 浜田賢二 |
概要
4巻の入隊指導編にて初登場。佐鳥、荒船と共に、新人狙撃手に対する入隊指導に関わっていた。
肩口まで伸びた黒髪と、眠たげな眼が特徴。
原作・アニメともにカラーリングは黒目黒髪。
人物像・活躍
「眠たげな眼のキャラはデキる奴」の法則にもれず優秀な人物であり、ボーダー最初の狙撃手で元A級1位部隊隊長。現在は肩書き的にはいちB級部隊の隊長ながら、上層部会議にもA級の隊長たちに混じって参加しており、大規模侵攻時にはB級合同部隊の指揮も任されている。
後からその凄さがどんどんわかっていくタイプの人。初登場時には読者の大半が「25歳にもなってB級の隊長」とかませかモブ扱いし、そしてその全員が手のひらを返したことだろう。
ちなみに好きなことに釣りとあるが、その腕前は確かなもので、釣った魚を主食にして生活できるほどである。
彼に師事した者達は数多く、狙撃手としては木崎レイジ・当真勇・奈良坂透・鳩原未来、隊員としては現隊員の小荒井登・奥寺常幸・人見摩子、旧隊員で加古望・二宮匡貴・三輪秀次・片桐隆明・一条雪丸・結束夏凛が、さらに戦術面では月見蓮と、そうそうたる顔ぶれであり、彼の教育者としての腕が見て取れる。
このことから、上位の実力者たちはかなりの数が東の弟子に当たるため、師弟関係において弟弟子、孫弟子が数多く存在する。現在のボーダー隊員の師弟関係のおおもとを辿ると、大体東に辿り着くことになるだろう。特にスナイパーはほぼ全員が最初の狙撃手である彼の系譜だと考えられており、読者の間では「ボーダーのスナイパーは東一派と佐鳥に二分される」なんて言われることも。
以前同じ隊だった三輪のことを「秀次」と呼び、現在でも彼の身体を気遣うようにしている。
また、彼の正体を知っている為、遠征経験組だと推察される。
大規模侵攻編においては、東隊・荒船隊・来馬隊・柿崎隊・茶野隊らB級合同部隊を指揮。
数多くのベイルアウト者を出したものの、新型トリオン兵「ラービット」や人型近界民ランバネインに遭遇するという苦境を切り抜け、A級たちが追い詰めたことを瞬時に悟って援軍に向かう戦略眼によりランバネインの早期撃破を援助した。ラービット討伐にも乗り出し、合同部隊での討伐に成功。
その活躍により、論功行賞では個人で一級戦功(報奨金80万+800P)を上げている。
これに限らず戦略眼はボーダーの中でも突出しており、B級ランク戦ROUND2「諏訪隊vs荒船隊vs三雲隊」において解説を務めた際は、修の策をすぐさま見破っている程。
また、茶野隊が東が解説していることを理由に観戦したり、防衛任務と重なって観戦できなかった太刀川が音声データを求めて女子中学生の部屋に突撃したりと、その解説は隊員からの評価も高い。
しかし、ランク戦においては作戦立案やマップ選択は小荒井と奥寺に任せ、自身は問題提起だけをすることで彼らの成長を促しているようだ。
だが、高いのは戦略眼だけではない。
B級ランク戦ROUND4において、二宮隊・影浦隊・三雲隊と対戦。
4部隊中最下位のため、ステージ選択権が与えられたが、選択は小荒井と奥寺に任せて、東本人は駒に徹する構えだった。
それにもかかわらず、
- 屋内での混戦中、1人浮いていた修を壁抜き狙撃で撃破。
- ゾエさんの放った曲射砲撃をライトニングで狙撃し、空中で全弾迎撃。
- 着弾したメテオラの爆風で雪や塵が舞い上がり、視界が塞がっている中、辻を狙撃し撃破。
といった離れ業を次々と披露しており、最初の狙撃手、かつてのA級1位部隊を率いたという華々しい肩書に違わない、戦力の面でも実力者であることを読者に知らしめた。
また、修に対して行った壁抜き狙撃は、修の姿が見えていないことはもちろん、その時しゃがんでいた修の胴体を正確に、コンクリートを3枚ぶち抜いた上で命中させている。
ガロプラ襲撃時は、ランク戦が控えていたため防衛には不参加だったが、万が一隊員たちが狙われた場合は、臨時指揮官としてその場を指揮するよう命令されていた。
事前の作戦会議で「2人の成長の段階を測る試合になるかもしれない」と独り意気込んでいた。
試合では開始早々にショッピングモール内に潜入し、ダミービーコンを仕込みつつ、小荒井・奥寺コンビによって誘導されたユズルを撃破する。
その後は仕込んだビーコンで隊の援護に回るが、千佳による爆撃で状況が一転。
だがこの状況で東は、小荒井と奥寺に次の段階へ進む力があるか否かの見極めを行う、いわば課題を与えた。
そして2人が撤退という結論を出した際には、その判断に従い、ヒュースに追われる小荒井を逃がすために即興で疑似変わり身の術を披露してヒュースを撃破した。しかし足を削られ、加えて爆撃が来たため、戦闘の継続は困難と見なしそのままベイルアウトをして戦闘を終えた。
試合後、今回での2人の動きを評価し、本格的にサブトリガーを解禁した訓練をする旨を告げた。
小荒井・奥寺両名がサブトリガーを解禁したことで、相手にはかなりの衝撃を与え、新たに弾トリガーを組み込んだ戦術が披露された。
最終局面では東・奥寺・影浦の3人が残り、奥寺が弾トリガーによって影浦の気を引き、そこで生まれた隙を的確に突いた東がフィニッシュを決めた。
結果は東隊が生存点を獲得したことで4-3-3で単独勝利。
今期最終試合を勝利で収めた。
戦闘能力
主な使用トリガーはアイビスだが、各状況に合わせてそれぞれの狙撃手用トリガーを使い分けて戦う。
威力重視の重量級狙撃銃を使用しながら、ラービットの腕や二宮のシールドに度々阻まれてしまうという少々不遇な立ち回り。
とはいえ、鈍速の銃弾をキッチリ当てている点や上記のランク戦での活躍を考えれば、決して狙撃手として腕が低い訳ではない。
むしろ、狙撃手の本分である援護や隠密ではボーダー内トップクラスの能力の高さを誇り、3部隊から集中攻撃を受けてやっと追い詰められるなど、ランク戦でも深追いをすべきではないと上位陣が判断せざるを得ない、攻守において狙撃手として完璧な人物。
さらには、影浦の感情受信体質にも引っかからない程殺意を抑えて攻撃することができるというボーダー狙撃手では唯一の技能を持っている。
他に同じことができるのは遊真のみ。旧ボーダーからいたわけでもない、4年前まで一般人だった彼が、傭兵をやっていた遊真と同じ域に達しているのがおかしい。
たまにダミービーコンを使用し、囮として自身や他の隊員たちの偽の反応を出現させることで相手を揺さぶり、隙を生ませるなど、特に屋内で有効な戦術も有している。
また、狙撃技術だけでなく、状況判断や指揮能力などにも非常に優れ、総指揮を忍田本部長が執る中、現場指揮官を請け負い、戦場で直接戦いながら隊員たちを率いる。
また当真、奈良坂に次ぐスナイパー3位の実力者でもある。後進の育成に徹している状態でもこのランクを保っている。
パラメーター
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
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7 | 8 | 11 | 5 | 10 | 10 | 10 | 5 | 66 |
トリガーセット
メイントリガー | サブトリガー |
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アイビス | バッグワーム |
イーグレット | ダミービーコン(試作) |
シールド | シールド |
ライトニング | FREE TRIGGER |
余談
カバー裏に於いて「ローテンションロングレンジロン毛」と称されているが、これは恐らく賢い犬リリエンタールに登場した「ローライズ・ロンリー・ロン毛」にかけているのではないかと思われる。見た目も一寸似ている。またA級7位の三輪が出せないとされている「✧」が出せる。(5巻60ページ参照)
アニメ版では焼肉の部位はギアラ(牛の第4の胃)が好きということが発覚した。
遠征選抜試験のアンケートでは臨時隊長11人のうち実に6人から「一緒に行きたい人」として名前を挙げられており、実際にくじ引き開始早々に二宮から指名されるなど、能力・人格ともにボーダー内での評価の高さが窺える。なお修とヒュースも東の名前を記入している。