概要
「Orbital Drop Shock Troopers」の頭文字を取った略称。
編成はSPARTANーⅡ達よりも昔で歴史も長く元々人類に統一された政府が誕生した事で各国特殊部隊をまとめて再編成した経緯がある。
多くの優秀かつ各分野のエキスパートで構成されているがその兵士達は、柄が悪い事で有名。
装備品
銃器類は海兵隊のそれと大差無いが、任務によってはサプレッサーとスコープ装備のM7SMGやサプレッサーとズームスコープを装着した改造型M6C拳銃等特殊な物や高価なスパルタンレーザー(基本型ワートホグ4台分のコスト)等を提供される場合がある。
彼らが装備する黒のバトルアーマーは長年改良が加えられ2552年頃にはモーショントラッカーを装備し都市迷彩と与圧が施されており、短時間の船外活動も可能で大気圏内を限定的に飛行出来るジェットパックにも対応しているものの、エネルギーシールドやパワーアシスト機能は勿論、SPIのようなカモフラージュ機能とプラズマ対策済みのプレートは装備されていない。
またSPARTAN達の利用するヘルメットに近い機能を持つフルフェイスのヘルメットを装備し暗所戦闘で有利なバイザーシステムが実装され2552年10月末頃に、この装備はコヴナント艦艇を攻撃するためマラソン級巡洋艦セイ・マイ・ネームから、投入された最も少なく見積もってもエドワード・バック曹長の部隊に配備されていた。
HEV(Human Entry Vehicles)
ODSTが使う降下ポッドの一つで従来の航空機と比べると撃墜のリスクは少なくなっていると思われる。
ただこのPODは大気圏を抜け惑星へ侵入してもパラシュート等による減速は行わず着地寸前に一気に減速しそのまま戦闘開始という無茶を行う事が他の海兵隊員等からは非常識と見られる。
降下時に制御を失敗した場合HEVが燃え尽きるリスクもある。
似た装備としてSPARTAN-Ⅲベータ中隊はHEVでなくステルス仕様の長距離降下ポッドをスリップスペース内から使い300名中291名がペガシ・デルタへ降下に成功した。
SPARTAN-117もこの棺桶を使用してデルタヘイローへと無事降下している。
運用
基本的な運用は膠着した戦線や敵地の真ん中の地獄に降下しての状況打破でこれが彼らをヘルジャンパーズと呼ばれる理由でもあり他にも浸透工作や対テロ任務に暗殺等にも参加していた。
UNSCが保有する艦艇の大半に彼らを地上に降ろすためのHEVの運用能力を持つ。
ただしHEVを利用した降下作戦の場合、リスクが高く特にコヴナント軍相手の場合航空支援がまず当てに出来ずジェリコⅦで孤立し物量ですり潰されたケースやSPARTAN-Ⅲ投入前にペガシ・デルタを攻撃して失敗した事もある。
類似した運用
コヴナント軍にも似たようなポッドを使い降下する部隊が存在しサンヘイリ軍は、アービターや同盟後は人類への増援としてヘイローや地球への降下に使用している。
フラッドも同様でグレイブマインドがヘイロー起動阻止のためにフラッドを内蔵した物体を作りかけのヘイローに大量に投下したが阻止自体は失敗に終わり全滅。
隊員
態度が悪いが優秀な人材が揃っておりHEVのような危険かつ非常識な乗り物で降下する度胸を持つ。
入隊する場合性別は関係なく精神的肉体的に問題がなければ志願し訓練を受けることが可能。
アントニオ・シルヴァ少佐
野心的だが能力自体は高くアルファ・ヘイローで人類の拠点を確保しコヴナント軍の攻撃を退け拠点の維持に成功させている。
過去自分の部隊にいた4名のODSTを使い物にならなくしたSPARTANを嫌いアーマーを脱いで指令所へ出頭させ、ONIが裏で手引きし巻き込まれただけのSPARTAN-117に散々嫌味を言った後面と向かって奇形と言い放つ等余り意味があるように見えない行動も取る。
アルファ・ヘイローでの最終局面でコヴナントやフラッドの攻撃で疲弊した部隊を率いてフラッド汚染が深刻な巡洋艦を攻撃し制圧に成功、船に居たサンシュームを捕虜にするがフラッドに対する認識が甘く野心から来る判断ミスで船の汚染除去を切り上げ、宇宙に出てSPARTAN-117を回収後地球へ直接帰還を考えていたが意識を限定的に維持したままフラッドになったジェンキンスが船の出発に抵抗しそれを見て決意を固めたマッケイ中尉がグレネードで船のコントロールに使うケーブルを破壊し地上に船が墜落して死亡した。
メリッサ・マッケイ中尉
シルヴァ少佐の副官で基本的に現場指揮を担当し墜落したピラー・オブ・オータムから物資を回収したりコヴナント軍に対する攻撃を行った。
SPARTANに対する極端な嫌悪等は持ち合わせていない様子。
アルファ基地が攻撃される前に彼女の部隊が破壊したゴーストの影で倒れているアンゴイのヤヤップを捕虜にしたがヤヤップに仕込まれた通信装置が原因でSPARTAN-117抹殺のために部隊が送り込まれた。
その後反撃のため壊れたペリカンを偽装墜落地点に仕立て上げコヴナントを攻撃するがその場にフラッドが現れ3つ巴の戦いに発展するも死ぬ事を望んでいたフラッド化したジェンキンスを捕虜にして連れ帰り一時的に体の主導権を取り戻したジェンキンスのジェスチャーから地下からフラッドが来る事を理解し大急ぎで地下通路の溶接を行う。
アルファ・ヘイローの最終局面で彼女が船の汚染を調べフラッドを徹底的に駆除すべきと進言しシルヴァ少佐のAIも同じ進言をしたが、彼の野心を止められずどうすべきか悩んでいた所重要なケーブルについて海軍クルーに知らされそれを聞いたジェンキンスが拘束を振り払いケーブル破壊を実行しようとしたのを見た後決意を固めケーブルをグレネードで爆破し船の墜落で死亡した。
エドワード・バック軍曹
2528年頃18歳の時彼はUNSC海兵隊に入隊しその数年後にはODSTの入隊訓練を受けODSTに入隊した。
リーチ攻防戦にも参加しておりその戦いにおいて彼は、数少ない生存者でもある。
2552年のコヴナントの地球侵攻時悔恨の預言者が乗るアサルト船を強襲するため複数のチームがHEVで降下するがその直後アサルト船は地上で、スリップスペースへ突入したため着陸地点がずれチームはバラバラとなったが、最終的に負傷者を出したが犠牲者を一人も出さずに彼のチームは強奪したファントムで、コヴナントによる爆撃が始まった街から脱出に成功している。
2558年頃彼はSPARTAN-Ⅳに入隊しておりジェイムソン・ロック指揮下のSPARTAN-Ⅳのファイヤチームオシリスに参加している。