スズキ・GSX1300Rハヤブサ
SUZUKIが世に送りだした大型バイクで、かつてはギネスブックに「世界最速の市販バイク」として掲載されていた。
その最高速は、なんと312km/h。しかも特筆すべきは買ったばかりの無改造状態での記録であることである。つまり、法律はおいといてもこのバイクを購入したその日から時速300kmの世界に足を踏み込むことができちゃったのである。現在は後述のスピードリミッターによって加速できるのはメーター表示299km/hまでとなっているが、スペック的にはリミッターが無ければまだまだ加速できるバイクである。
こんなバイクだから値段も高そう・・・と思うかもしれないが保険等込みで約160万円程度あれば新車が買えてしまうため普通に働いていれば十分に手に入れることは可能である。
そして、チューンドでは更に過激で400km/hにまで到達することもあるとさえ言われる。
最高速だけが注目されがちで、実際に当初は最高速を売りにしたスポーツバイクとして販売されていた。
ところがハヤブサ自身の記録によって、ほぼ世界的に時速300kmを越えないようスピードリミッターをつけて販売しなければならなくなってしまった。そのため、当時あった最高速度競争はなりを潜める。
しかし、元々低速つまり公道でスピード違反にならない速度域でも乗りやすいバイクだったこともあり現在はハイスピードツアラーとして売られている。かといって人気が落ちているわけでもなく、今でも人気の高いバイクの1つである。