概要
目元に傷を持つ黒髪の男性。常にスーツと革靴を身に付けており、一見するとやり手のビジネスマンにも見える。
超常秘密結社「ライブラ」の構成員であり、クラウスの副官的存在。「大崩落」の時からと行動を共にしている最古参メンバーでもある。
クラウスと二人で9か国語まで話せるらしい。
凍結を伴う高速の蹴り技を主体とした体術「エスメラルダ式血凍道」の使い手。
腹芸の苦手なクラウスとは対照的に権謀術数に長け、何を考えているかわからないとよく言われる。
そのためかK・Kからは嫌われているようで、作戦を共にする際など、よく文句を言われる。
顔に傷を持つことから、ときおり「スカーフェイス」とも。
一人称が「俺」と「僕」をうろうろしている。前者は仲間、後者はそれ以外に向けて使われることが多いという線が濃厚らしい。
アニメだと男前が目立つ風に仕上がっているが、原作では時折顔芸を披露してくれる。
クラウスも知らない私設部隊を抱え、独自の諜報活動や潜入したスパイの排除を行っている。
その活動内容も「リーダーに知られたら絶対に許されない」と言える程で、ライブラを守るためとはいえ相当なレベルの非道を行っている。
一方、上辺だけの付き合いとは言え友人達とのホームパーティにて「はしゃいでいた」と語るなど、本当は情の深い人物である。
リーダーであるクラウスが、人が善い性格をしているため上手くバランスがとれているのだろう。
表の顔は会社勤めのサラリーマンらしく、表裏共にかなり広い交友関係を持つ。
実質的にライブラを仕切っているNo2。
そのため、ザップが「番頭」と言うことも。
ちょっと神経質なところがあり、怒らせると静かに睨みつけてくる。怖い。
人心掌握術に長けているようだが、女心に関しては鈍感で理解できない様子。
ちなみにHLでも超VIPしか利用しない超高級料理店の味を知っており、実はかなりの金持ち。
DVD特典の漫画、血界ステーションにて30代であることが判明した。
エスメラルダ式血凍道
高速の蹴り技を主体とした体術。クラウスやザップ同様、出血を促すと同時にその血を底から放出する専用の靴を履いて使用する。
蹴りを受けた対象を凍結させることが出来るほか、氷を発生させて壁にしたりそれ自体を打ち出して攻撃することも可能。
凍結させるという性質上、攻撃よりも拘束や防御に向いている。元々は対血界の眷属用の戦闘術だが、最強格の「エルダークラス」相手では、作中での戦果は今一つ及ばない様子。勿論エルダークラス以外であれば、何人もをまとめて戦闘不能にできる。
他にも自身の血を対象内に忍ばせたり、大量の水を併用することで効果範囲や威力を上げられるなど、何かと小技が利く。
因みに技名は全てスペイン語であり、流派のエスメラルダも『エメラルド』のスペイン語である。
エスパーダデルセロアブソルート(絶対零度の剣)
蹴りを打ち込んだ対象を体内から氷の剣で串刺しにする技
アヴィオンデルセロアブソルート(絶対零度の地平)
自身の周辺を凍結させる。攻撃ではなく相手の動きを封じるための技
予め水を撒く事でより広範囲を凍らせることも可能。
アグハデルセロアブソルート(絶対零度の小針)
対象の体内に針状にした血液を打ち込み体内から凍結させる技
事前に仕込んでおくことで任意に発動させることが可能。
ランサデルセロアブソルート(絶対零度の槍)
足元に槍状の尖った氷を発生させ、その状態で相手を蹴りつける技
エスクードデルセロアブソルート(絶対零度の盾)
氷の壁を発生させる防御の為の技。
相手の攻撃にあわせて発生させることで氷の中に対象を固定し、最終的に全身を固めてしまうことが出来る