ヒト喰イ
ひとくい
…そう、これは…悪い病気だ。
概要
原作:MITA氏、作画:太田羊羹氏により裏サンデーにて2012年4月から2014年9月まで連載されていた。
原作担当のMITA氏が同時連載しているWEB漫画「ヒトクイ」の派生作品であり、
ヒトクイの登場人物である「佐々木アキラ」を主人公として物語は展開する。
2014年9月30日にヒト喰イ最終回更新と同時に真章『ヒトクイ』(仮)を発表、ヒトクイの商業化リメイク『ヒトクイ-origin-』が12月に連載開始された。先にスピンオフを連載して、後から本編を連載するという珍しい作品となった。
あらすじ
同じ時刻に複数の人間が心臓麻痺で死ぬ、連続怪死事件。
その影には、「ヒト喰イ」と呼ばれる謎の存在があった。
若き研修医佐々木アキラは、ヒト喰イの巣に引き込まれたことをきっかけに
徐々にその運命を狂わせてゆく。
登場人物
来栖シュウ
事件の裏で暗躍する謎の人物。
用語
ヒト喰イ
連続怪死事件の原因である、人を喰う化け物の総称。
その正体は脳に変異を起こしてしまった人間で、空腹感に襲われると
「ヒト喰イの巣」と呼ばれる精神世界を作り出し、そこに周囲の人間を引き摺り込んで食い殺してしまう。
ヒト喰イの巣で喰われた人間は、現実世界では心臓麻痺で死亡する。
どうやらヒト喰イは人為的に作られる存在のようだが……?
バリアルール
ヒト喰イの巣におけるルール。
巣の中では人間からヒト喰イに触れることはできない。逆にヒト喰イから人間への接触は可能。
原作である「ヒトクイ」には登場しなかった設定であるが、その真実は一体……?
喰人(クラウド)
ある人物によって結成された、ヒト喰イを喰うヒト喰イ集団の総称。
ヒト喰イによる被害が拡大する前に巣に潜入し、巣の主を抹殺することを目的としている。
というのは表向きで、何か他に重大な真意があるようだが……?
始祖体
最初のヒトクイと呼ばれる存在。
全てのヒト喰イを治す存在であると同時に、全てを滅ぼしうる存在でもあるらしい。
現在は深い眠りについているとされる。
補足
本作は原作「ヒトクイ」を読んでいなくても楽しめる構造である。
しかし原作の展開と故意にリンクさせている部分もあり、
特に「ヒトクイ」既読者ならば多くの者が騙されるような仕掛けが含まれているため、
是非にも原作を先に読んでいただくことをお勧めしたい。