概要
CV:伊藤健太郎
アーカムシティに住む三流私立探偵。
過去にミスカトニック大学で魔術を学んでいた経緯をもつが、在学中に魔道書が所蔵された秘密図書室で出会ったある出来事がきっかけで魔導を忌避するようになりついには大学を中退、生活に困窮しながら私立探偵を営んでなんとか生活している状況となる。(実際にはほとんどライカさんに養われている状況だった)
しかし、その経歴に目をつけられ覇道財閥より力ある魔導書の捜索を依頼された事から彼の物語が始まる。そして、魔導書探索の途上で、魔導書「アル・アジフ」と契約する羽目となり、成り行きでブラックロッジと敵対。成り行きでデウスマキナ・デモンベインに乗ることとなり、ブラックロッジとの凄惨な闘争に巻き込まれることとなる。
『ほっとけない』『後味が悪い』が口癖で、成り行きでトラブルや事件に巻き込まれても、ついつい相手の事を気にかけてズルズルと最後まで付き合ってしまう特Sクラスのお人よし。たいてい酷い目にあい本人も自分の運の無さを悲観しているシーンがお約束である。
アルをして『汝はいつもそれだな』と半ばあきれられている。反面、面倒見はとてもよく自分よりも目下のもの、庇護を必要とするものに対しては底知れぬやさしさを発露させる。
アルと行動を共にしているのも基本的にはその性格傾向から来るもので、アルの歴代の所有者と異なりアルの事を魔道書としてはまったく見ていない。シナリオのアルルートではその傾向が顕著になり、九郎のその底抜けのやさしさがアルの心理的内面を根底から変えてしまう(しかしそれがきっかけとなって別の悲劇を引き起こすこととなる)。
しかし逆に、悪意をもって敵対するものや、弱者に害悪をもたらす者に対しては、激しい怒りと闘争心をむき出しにする事となる。アンチクロスと敵対しマスターテリオンに立ち向かう動機もこの怒りと闘争心である。
やはり闘争の局面でも口にする言葉は『無視できない』『後味が悪い』であり、マスターテリオンとの初戦でぼろ負けしつつも、逃げることなく何度でも立ち向かう理由は正に『無視できない』『後味が悪い』からなのである。
魔導師としてはほとんど無能に近い状況でアルと契約する事となるが、アルの指導や、ブラックロッジとの戦いの中でその魔導師としての技量は鍛えられ磨かれて行き、終局ではマスターテリオンを圧倒し凌駕するほどとなる。
ちなみにシナリオ別では魔導師としての成長度は
ライカルート>アルルート>瑠璃ルート
の状態。特にライカルートでは、最悪のアンチクロスネロを圧倒し、アルを驚愕させるほどの魔導師の素質を発揮することとなる。
出会った人に対して、初対面でもニックネームをつけて名前を呼ぶクセがある。
アル・アジフをアル、ウィンフィールドを執事さん、覇道瑠璃を姫さんと言う具合である。
しかし、これは、人の名前には魔力が宿っており魔導師たるもの他者の名前をみだりに口にしてはいけないと言う、魔導師のルールを厳格に守っているため。(半ば無意識ではあるが)
邪神により世界に対して仕掛けられた巨大な企みに翻弄されつつも、困難を一歩一歩乗り越えて“魔を立つ刃”となるはずの男である。
なお、全くの余談だが女装が恐ろしく似合う。
そのLvは凄まじいものがあり(人=プレイヤーによっては)この作品の中で一番の美人だと思わせてしまう程の破壊力があり、更には何時も冷静沈着なウィンフィールドの性格が一瞬にして豹変し、ドクターウェストが九郎が男と知っているにもかかわらず、一瞬恋心を抱くほど。
ちなみに女装バージョン時の姿がこちら(PS2版では立ち絵が用意されている)
↓
嘘みたいだろ…ドレスの下は筋肉ムッキムキなんだぜ、コレ…?
なお、とある理由でデモンベインの続編である機神飛翔デモンベイン登場キャラの1人・九朔もその偉大なる(?)遺伝子が継承されている模様(初めて彼に会ったライカの印象によると可愛い男の子だったとの発言から推測)。
関連タグ
五河士道(いろんな意味で同業者)