1940年、第二次世界大戦でコカ・コーラの原液を輸入できなくなったコカ・コーラのドイツ法人で開発された。これはリンゴジャムとチーズの製造工程中に生じる副産物より開発・製造されたもので、味は果汁入りオレンジジュース : コーラ : レモンジュース を 0.375 : 0.375 : 0.25 位の割合で、当時、この味に慣れ親しんだ世代のドイツ人の間ではシュペツィという名称の飲み物として名残りが残っている。ブランド名の語源は、ドイツ語。商品名を決める会議で主任が「想像力Fantasieを使え」(英語のFantasyの「空想」とは意味が少し異なる)と言ったのに対して、「Fanta」との即答が返ってきたことによる。
日本では、第二次世界大戦後の1958年に初めて販売された。1960年にはコカ・コーラ社によって商標が買い取られた。1961年、アメリカ国内では「7 Up」に対抗するため、ドイツ国内で販売されていたファンタクリアレモン味を「スプライト」という名称で販売した。現在は世界180カ国で販売されており、最も消費量が多い国はブラジルである。