「リツカっっ!!」
「俺がお前を守ってみせる」
概要
『Dance with Devils』に登場する立華リンドと立華リツカのカップリングである。
関係性
名前から分かる通り二人は一つ違いの兄妹である。
実の兄妹かは現時点では不明だが、少なくともリツカが小さいころから共に過ごしてきた立派な兄妹である。リンドは幼いころからリツカのことを愛していてその心情を4話で歌っているが壮絶なシスコンソングであった。(エクソシスコンとか言ってはいけない。)しかしその想いは心に留めていて未だ本心を伝えたことはない。
リンドはリツカに対して過保護かつ自分の命に代えても守ると決めている。立派なシスコンである。なにかと命やその身を狙われるリツカをその身を挺して守る愛は伝わっているのかリツカも兄としてリンドを慕っている。
1話 はじまり
1話にて、リンドはイギリスにいるが、母が攫われたリツカが最も早く救いを求めたのが兄であるリンドであった。そしてリンドは救いを求める電話にたった2コールで出る。まったくの余談だがイギリスとの時差は9時間。このころからセコムの片鱗を見せ始めていた。
2話 再会
リツカの危機を救うため、急きょイギリスから帰ってきたリンド。ちなみにレムはリツカを再びに自宅に連れ帰る気で車を回していた。リツカも寝ていたのでそのことには気づかなかった様子だが、リンドは何故かレムの自宅前にいた。なぜ居場所が・・・。
3話 エクソシスト
イギリスから帰り、日常を取り戻すリンドとリツカ。しかしリンドはリツカに學園に行くことを止めるように諭す。
そんな中、アクマのウリエからリンドの一つの秘密である彼がエクソシストだという事実を聞く。兄さんはウソなんてつかない、と反論するリツカには愛を感じられる。そしてウリエから逃げる際、不思議な空間を抜けるとリンドが立っていた。だから何故居場所が・・・。
4話 リンド回
ついにリンドは自分がエクソシストだということ、そして彼にとってリツカが何よりも大事だと告げる。4話ではリンドがアクマからリツカを遠ざけるため自宅の窓と扉を南京錠でぐるぐる巻きにして軟禁しようとし、視聴者から「ヤンデレか!?」と心配された。
家を抜け出したリツカは學園でローエンの策略にはめられてしまう。怪我をしながらも、心配させないように笑いながらリツカを守るリンド、まさに愛の力である。
今まで頼れる兄のキャラクターとして視聴者を安心させてきたが、冒頭での南京錠+シスコンソングで視聴者の彼に対する印象は180°変わった気もする。ヤンデレかと心配されたが、翌日からリンドが学校へ通うことを条件にリツカも学校へ行くことを許可し、またリンドもアクマによって祖父を呪い殺され母親は行方不明、その上最愛の妹であるリツカまで狙われている状況なので多少は許してやってほしい。
5話 暴走
5話にて転校してきたリンドを囲む生徒にぶっきらぼうな態度をとっていたが、リツカを見た瞬間笑顔になるあたり彼のシスコンぶりは徹底している。
メィジに誘拐されたリツカの着衣が乱れていたことに気が付いたリンドは怒り狂ってメィジを攻撃。「コロス・・・」と言いながら戦う姿に視聴者は度肝を抜いた。
お前聖職者だろ、とか言ってはいけない。兄が傷つくのを恐れ、メィジの前に立ちはだかるリツカ。「兄さん」と呼ばれ、悔しそうに彼女を抱きしめるが・・・。
6話
リツカの朝ごはんやお弁当はリンドが作っていて、6話ではリンドが用事で学校へ行けないという理由で大きいバスケットに入った気合十分のお弁当を持たせている。愛も重いが弁当も重い。
7話 誤解
ローエンによってつけられたリツカの傷。これをレムがやったものだと誤解し、リツカを攻撃していることにも気づかずレムに攻撃した。その際リツカは我を忘れ正気を失ったリンドを恐れもせず抱きしめていることから愛の深さが伺える。
8話 気づいてしまったリツカの想い
文化祭回でもありダンデビの趣旨がわかる分岐の回でもある。
文化祭で人込みの中、ヴァンパイアやアクマが彼女を狙うのを懸念し、リツカを見張るリンド。1日中側にいろ、と警告し、リンドもリツカを見守り続けた。模擬店に挟まってでも・・・。
文化祭でのダンスパーティーでレムへの恋心に気づいたと思われるリツカを切なげに見つめていた。
9話ショック
9話は一番のリンリツ回である。つまりリンリツファン歓喜回であった。
ついにグリモワールがリツカの中にあるとバレてしまったためリンドはリツカと共にエクソシスト協会に逃げ込む。そこでリンドはずっと傍にいることを約束し、寝ているリツカのおでこにキスをした。エクソシスト教会からも逃げ出すことになったリンドの「ならお前らが勝手に死ね!」はリンリツを語る上で名言だろう。一応リツカをアクマたちに渡すと世界征服される可能性があるという理由をつけて拷問器具を並べ殺そうとするエクソシスト協会側の狂気を考慮しても、ずっと忠誠を誓っていた教会を一瞬で敵と見なし世界の平和より妹を取るあたりさすがである。その後神社で彼らが本当の兄弟でないことを知らせる。そしてリンドはついに本当の気持ちを告げる。リツカは兄として共に生きることを決心したようだが・・・。余談だがこの段階でリツカがせまってきた男性に対して拒絶しなかったのはリンドだけである。(レムは9話まででリツカに対してせまったことはないため)
10話 リツカからのキス
アニメ本編では数多いライバルキャラの中で初めてリツカに想いを告げたリンドだが、リツカは拒絶せず怪我をしたリンドを気にかけている。告白以降リツカもリンドに対し頬を染めたりと意識し始めたようだ。また眠っているリンドにリツカから頬にキスをした。やったね、エクソシスコン!
11話 その後の2人(ネタバレ注意)
ネスタの城へ向かったリツカを救うため、レムたちと手を組んだリンド。レムのリツカへの想いを知ったのか、レムに「頼む」と言ったりと初期や切迫した9話に比べかなり態度を軟化させたようだ。その後アニメでは、リツカはレムを選ぶ。そこでリンドはリツカの想いを悟りながらも、ずっとこの先も守ることを誓った。それがリンドの愛し方なのだ・・・。
最終的に母・マリアとリンドとリツカで一緒に食卓を囲む姿が見られる。これが2人が最も望むものであったのだ。
レムとリツカが手を取り合うところを切なげに、だが笑顔で見守るリンドと兄と母と共にヒトとして生きることを決めたリツカ。2人はこの世界で永遠に恋愛以上の愛を持って暮らすのだろう。
だがここで彼のキャラソンを思い出して頂きたい。
♪忘れられるのか なんて台詞 言わせはしないよ、もう
♪生まれ変われるか なんて台詞 言わせはしないよ、もう
あれっ・・・諦めた・・・よな?あれっ??
過去
リツカはリンドのことを子供の頃からの王子様だと言っている。そしてリンドにとっては、曖昧な存在である彼に光を与えてくれる存在であったようだ。ちなみに小さいリツカはマジ天使であり、リンドが異常なシスコンになるのも頷ける。マイリトルシャイン。
ちなみにリンドの誕生日である3月3日の誕生花は桃で意味は「あなたのトリコ」である。見たままである。
兄妹というハードル以上にリンドが何者なのかという謎、リツカを守るという盲目的な愛による危うさがこのカップルの良さでもある。