CV. 朴璐美
概要
一切露出のない漆黒の鎧に身を包んだ騎士。
エルステ帝国の最高幹部にして、常軌を逸した力を持つ七人の騎士「七曜の騎士」に名を連ねる。
もともと辺境の小国家だったエルステ王国に帝政を導入し、短い年月でファータグランデ空域のほとんどを勢力下におさめる軍事国家へと急成長させた。
しかし最高顧問という役職にありながら権力に執着している様子はなく、帝国とは異なる独自の思惑によって暗躍している。
オルキスという少女を連れ、彼女を「人形」と呼ぶ。
ルリアの秘密を知っている素振りを見せ、主人公らとは行く先々で出会い、試練を課しては謎とともに去っていく。
また、ロゼッタとも繋がりを持つ。
メインストーリー第28章にて、「エルステ帝国の乗っ取り」「独裁による他島への苛烈な侵略」「危険な実験を伴う魔晶の作成」によって市井の治安を著しく悪化させたとして、エルステ帝国から要請を受けた「秩序の騎空団」に捕縛されてしまったことが明かされた。
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ネタバレ
以下ネタバレ
鎧の中の人
本名、アポロニア・ヴァール。
正体はオイゲンの実の娘である。
父娘の仲は冷え切っており、面と向かって再会した当初は彼から「アポロ」と呼ばれることを拒絶した。
これは劇中の描写から彼女の幼少期にオイゲンは家にほとんど居らず、母の臨終にすら来なかった父が自分と母を見捨てたと決め込み、憎悪していることに由来している様子。
しかしオイゲンが言葉に詰まっていたことから、彼にも何かしらの理由があってのことなのは明白だが・・・まぁ、やっちまったなパパ。
母亡き後は身寄りをなくしたため、アウギュステ経済特区の特待生としてエルステ王国へ渡り、空の歴史を学んだ。
傍らオルキス王女と年齢が同じということから女王一家と懇意になり、束の間の幸福を噛みしめながら過ごす。この期間にオルキスの父から、星の民の歴史についてもいくらか学んでいる。
そして物語開始から10年前―――親友オルキスの身に起こった不幸と奇怪な現象から彼女を取り戻すべく、如何なる犠牲をも払う決意を胸に行動を開始。今に至るのだった。
しかしルーマシー群島における激闘において、行方不明となってしまう。
その後は自身の計画が御破算になったばかりかフリーシアに踊らされていた事実に打ちひしがれ、茫然自失の状態でただ一人森を彷徨っていたようである。
再上陸したスツルムとドランクによって保護されるが、オルキスたちと再会しても状態に変わりはなかった。
その後、彼女の懸命な呼びかけやオイゲンがその身を挺して敵の攻撃から庇ったことで、少しずつ心を取り戻しだす。そしてオルキスがユグドラシル・マリスの攻撃に晒された時、激情とともに吹っ切れて立ち直った。
再び共闘してユグドラシル・マリスを打ち破ると、状況を整理するために帝都への潜入を画策する。全空一のお人好しな団長や一団のメンバーたちとは利害の一致もあり、協力関係を結んで潜入アガスティア島へ降り立った。
帝都へ向かう道中、案の定軍と交戦になってしまうが、帝国軍の大将アダムから予想外の支援もあって切り抜ける。また、彼から過去にオルキス王女の身に起こった出来事の真相を知らされ、希望を見出した。
帝都にたどり着いてからは「元」最高顧問としての経験を活かして潜入班を先導。途中、囮を買って出て一時別行動をとるが、鎧を新調して合流した。その後は再びグランサイファーに同乗して島を離れる。
容姿・性格
父親譲りの茶髪に、凛とした、というより鋭い面立ちをしている。周囲からは美人が台無しと言われることも多いが、本人や父に言わせれば仏頂面がデフォルトらしい。
衣装は腕部と脚部以外むしり取られたかのような鎧の残骸に、白のレオタードのみという出で立ち。
スタイルがとっても良いので目のやり場に困る。後に布きれをマントのように纏うが、結局たいして変わらない。
本人はそれほど気にしていなかったようだが、4コマではビィとルリアから「上級者っていうか変態っぽい」「(布を纏っても)それはそれで変質者っぽい」と言われ、ショックを受けていた。
恥じらいは捨てていないようだ。
普段はクールに振る舞っているものの、ここも父親譲りか結構熱くなりやすいタイプ。
その境遇から、信用できる人間が限られていたこともあってか人当たりも、キツイがその実、心根は非常に優しい。
父の話では幼い頃から本を読むのが大好きな子供だったようで、特に歴史が好きなご様子である。
軍人や武人としては非常に優秀な反面、育った環境の良さ故に隙の多さが目立つなど、冷徹で狡猾に事を進めることはできてもフリーシアのような策略家には今一つ及ばない。
その他
その戦闘能力は「七曜の騎士」に名を連ねるだけはあり、剣一つで多数の帝国兵を余裕で切り伏せ、魔晶によって強化されたポンメルンすら軽くあしらうほどに高い。
しかし残念なことに、彼女は今はまだ使用キャラクターとして実装されていない・・・。
いつか仲直りできるといいね。