性能
艦種 | 戦艦 |
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艦名 | ロマノフ朝廷の人物関連? |
所属 | ロシア帝国バルト•黒海艦隊→赤軍 |
前級 | スウィアトイ•エフスターフィイ級戦艦 |
次級 | ガングート級戦艦 |
常備排水量 | 17,400トン |
満載排水量 | 18,590トン |
全長 | 140,2メートル |
全幅 | 24,38メートル |
吃水 | 8,23メートル |
機関 | ヴェルヴィール式石炭専焼水管缶22基+直立型三段膨張式レシプロ機関2基2軸推進 |
最大出力 | 17,600HP |
最大速力 | 18,5ノット |
航続距離 | 12ノット/6000海里 |
武装 | 40口径12インチ連装砲2基、50口径18インチ連装砲4基&同単装砲6基、45口径12センチ単装速射砲12基、パラノフスキー40口径6,3センチ野砲2基、オチキス43口径4,7センチ単装機砲4基、45,7センチ単装発射管3基 |
乗員 | 712名 |
概要
パーヴェル1世級戦艦はもともと、ボロジノ級戦艦をタイプシップとした改良型戦艦として建造される予定だった。しかし、起工後日露戦争によって造船能力をボロジノ級に集中させたため、日露戦争後にも建造が続いた。このため本級は、戦訓を基にした新技術を取り入れ、既存のロシア戦艦とは異なる艦になった。パーヴェル1世級戦艦は、艦上構造物を簡素化して復元性を維持し、副砲火力を増強。一部の副砲はボロジノ級で培った連装砲塔に収めた。また、甲板装甲厚を増加するなど、防御力にも改良を入れた。船体は乾舷の高い平甲板型を採用しているが、強く引き絞られたタンブル•ホーム型船体となっている。舷側甲板より水線装甲部のほうが突出しており、水線面より上に行くに従って甲板面積は小さくなっている。これは舷側に配置された備砲の射界を広め、船体の前後に万遍なく装甲を貼る全体防御方式にとっても重量削減に繋がる大きなメリットがあった。また、本級のマストは米海軍の戦艦によく見られる籠マストを使用している。
日露戦争からの戦訓としては、舷側の舷窓の廃止、艦橋の装甲化などがあった。
同型艦
同型艦は2隻。2隻とも別の艦隊に所属。
インペラートル•パーヴェル1世→レスプーブリカ(共和国の意)黒海艦隊に所属。1923年に解体。
アンドレイ•ペルウォスワニバルト艦隊に所属。1919年赤軍に使用されるも英水雷艇の攻撃で中破。1923年解体。