概要
蒼星石の契約者。薔薇屋敷の主。元華族の資産家、結菱家の長男。双子の弟に故人の二葉がいる。
悪夢に悩まされており、それゆえ夢の力を認知している特殊な人物である(小説『ローゼンメイデン ツヴィリンゲ』)。
ローゼンメイデンの力を己が為に悪用した唯一の契約者。
通常なら契約内容上ローゼンメイデン側が主導権を握る事が多いが、彼は蒼星石から単なる契約者以上の忠誠を捧げられる特殊な関係にあった。
そのため、自らの野望の為に蒼星石を自由自在に動かすことができた。
本来は人当たりの良い老人であり、紆余曲折の末に翠星石からも気に入られている。
アニメの蒼星石には別の人物が契約者に割り当てられ登場していなかった。
2013年の新アニメでは契約者として存在だけは示唆されているが実際に登場することはなかった。
1期
蒼星石、そして双子の姉の翠星石の力を使って、弟と駆け落ちした女性を殺そうと企んでいた。登場まもなくの翠星石が人間嫌いになっていた原因。
真紅たちとの戦いの末に自分の望みが彼女の殺害ではなく、自らの半身からの解放である事に気付き、それを察した蒼星石によって救われる。
蒼星石はその影響によりアリスゲームに敗北、物言わぬ人形になってしまったが、彼自身は改心し、翠星石とも和解した。
しかし、雪華綺晶の策略により囚われの身となる。
2期
ジュンの活躍とローザミスティカを一時返還した水銀燈のおかげで蒼星石が復活。
蒼星石はローザミスティカ返還までに一葉を救出する事を最大の目標とし、その時点で彼と和解していた翠星石もまた一葉奪還を目指す。
マスターはジュンが引き継いだが、蒼星石は未だに一葉を気にかけており、毎晩のように薔薇屋敷に出かけては庭の手入れを続けていた(真紅には気付かれていた)。
しかし、タイムリミットが来てしまい水銀燈にローザミスティカを返還し蒼星石は再びリタイア。最終的に、蒼星石の願いを汲んだ水銀燈によって彼だけ救出される(なお、他の囚われのマスターは決着まで放置された)。
その後は日常に戻り蒼星石、そして翠星石の帰還を待ちながらのんびり過ごしている。彼の無事を確認した蒼星石は、会えば寂しくなるという理由で彼の前に姿を現さなかった。しかし、翠星石のいつか一葉とお茶会がしたいという言葉には同意していた。