概要
蒼星石の契約者。庭園に薔薇が咲き乱れる巨大な古屋敷、通称「薔薇屋敷」の主で元華族の資産家、結菱家の長男。双子の弟に故人の二葉がいる。
元華族だけあり気品漂う老人で、鋭い目付きが特徴。改心後は優しい顔付きとなる。
若い頃は本作でも屈指のイケメンだった。
ローゼンメイデンの力を己が為に悪用した唯一の契約者。
通常はローゼンメイデン側が主導権を握るが、彼は蒼星石に境遇を同一視され単なる契約者以上の忠誠を得ていたため、蒼星石を自由自在に動かすことができた。
本来は人当たりの良い老人であり、紆余曲折の末に翠星石からも気に入られている。
ちなみに序盤から終盤まで、蒼星石はひたすら彼の救出を目的に行動し続ける。
まるでピーチ姫のようなジジイである。
実は本質的にはどちらかというと翠星石に近い性質の持ち主で、蒼星石が止まってからの彼の行動にそれが顕著に表れている。
原作1期
蒼星石、そして双子の姉の翠星石の力を使って、弟と駆け落ちした女性を殺そうと企んでいた。登場まもなくの翠星石が人間嫌いになっていた原因。
真紅たちとの戦いの末に自分の望みが彼女の殺害ではなく、自らの半身からの解放である事に気付き、それを察した蒼星石によって救われる。
蒼星石はその影響によりアリスゲームに敗北、物言わぬ人形になってしまったが、彼自身は改心し、翠星石とも和解した。
しかし、雪華綺晶の策略により囚われの身となる。
原作2期
ジュンの活躍とローザミスティカを一時返還した水銀燈のおかげで蒼星石が復活。
蒼星石はローザミスティカ返還までに一葉を救出する事を最大の目標とし、その時点で彼と和解していた翠星石もまた一葉奪還を目指す。
マスターはジュンが引き継いだが、蒼星石は未だに一葉を気にかけており、毎晩のように薔薇屋敷に出かけては庭の手入れを続けていた(真紅が言うには厳密には彼も未だ蒼星石のマスターであり、指輪を失っていないのはそのため)。
しかし、タイムリミットが来てしまい水銀燈にローザミスティカを返還し蒼星石は再びリタイア。最終的に、蒼星石の願いを汲んだ水銀燈によって彼だけ救出される(なお、他の囚われのマスターは決着まで放置された)。
その後は日常に戻り蒼星石、そして翠星石の帰還を待ちながらのんびり過ごしている。彼の無事を確認した蒼星石は、会えば寂しくなるという理由で彼の前に姿を現さないまま、ドールズを救うためにローザミスティカが砕け散った真紅のために、ジュンや他のドールズと共に真紅のローザミスティカを作る為の鉱石探しの旅に出て行った。しかし、翠星石のいつか一葉とお茶会がしたいという言葉には同意していた。
大学生ジュンと雪華綺晶の例と同様、鉱石探しの旅が終われば蒼星石は再びここに戻ってくると思われる。