概要
『ストパン』や『ビビパン』と名前が似ているため混同されやすいが、前二者とは異なり、公式略称である(Twitterでもgarupanのタグが貼られている)。
『紅殻のパンドラ』も『紅パン』の略称で呼ばれることがあるが、漫画のあとがきで使われているため、公式略称といっても差し支えない(タイトルに『パン』が付いているため)。ただしTwitterのタグはkpandora_animeなので、『紅パン』略称は半公式扱いである。そのため、『ガルパン』と比べても公式で呼ばれることはそれほど多くない。
『ガルパン』の『パン』は『パンツァー』の略称であり、決して『パンツ』の略ではない(「不可解な、パンツの名をつけておきながらパンチラを行わぬとは!」と思うのはお門違いもいいとこ)。
『こち亀』でも、ガルパンを紹介したときにもパンツァー=パンツの話題が出ている。漫画では誤解を避けるため、そのことに触れないように戦車の話をするという。
公式略称ということもあり、スタッフやキャストのコメント、新聞や雑誌の記事、本のタイトル(関連商品にある「ガルパンの秘密」や「ガルパントラベルガイド」など)にも『ガルパン』の名前が頻繁に使われており、ついには喫茶店や展示場にまでその名が冠されることとなった(ガルパンギャラリーなど)。これは、公式ではほとんど扱うことのない『ストパン』『ビビパン』との大きな違いと言える。というか、これほど略称が頻繁に使われているアニメはほとんどないといえるのではないだろうか。
Googleの検索でも、『ガルパン』の後に放送された『ビビパン』はもとより、5年も前に放送が開始されている『ストパン』と比べても桁違いの検索ヒット数となっている。
『ストパン』や『ビビパン』では、スタッフの一部からその略称を批判する動きが見られたが、『ガルパン』の場合は版権元が公式略称と認めていることもあり、スタッフなどの関係者からの批判はなかった。
なお、アニメ・ドラマによっては略称が公式化されてタグに採用しているケースがある(ゆゆゆなど)。
放送後の反響
放送前はこれも『ストパン』同様にパンツアニメなのでは、といううわさが流れたが、いざ始まってみると、断固としてパンツを見せない、硬派なアニメだったことが判明した。PVやインタビューでも監督が「パンチラはありません」と断言している。
その理由は、パンツに集中してしまい、肝心の戦闘シーンを見落としやすくなるためである。コンテにも、パンツが見えてしまうアングル(体育座りしてるシーンなど)に必ずといっていいほど「パンツは見せないでください」との注意書きがあるため、パンツを見せびらかす美少女アニメとは一線を画しているといえる(「パンツは恥ずかしいから絶対見せないもん!」と言っているようなもの)。
※こんなポーズをとっても絶対にパンツは見せません。
ちなみに
本作以外にも、『Gアームズ』のガンパンツァーZZや『武装神姫』のムルメルティアなど、パンツァーを名乗るキャラクターがいくつか存在する(前者はその名前のせいで劇中でガンパンツ呼ばわりされている。後者は戦車型の英文字名称がTYPE PANZERとなっている)。この2名は名前以外にもガルパンとの共通点がある。(前者はソフト関連の発売元が同じ、後者はキャラクターデザインが同じ)
(左がガンパンツァーZZ、右がムルメルティア)
その一方で、英文字でPANZERと書いてあるのにもかかわらず、パンツァーと読まないものも存在する。『超電磁マシーンボルテスV』のボルトパンザーがそれで、英文字ではVOLT PANZERと書いてあるのにボルトパンツァーと呼ばない変わり者である(おそらく、放送当時はパンツァーという名称があまり知られていなかったためにそのような名称になったのだろう)。
(先頭から2番目の奥のマシンがボルトパンザー)
ほかにも、機甲界ガリアンの「機甲界」の英文字が「PANZER WORLD(パンツァーワールド)」だったり、それに登場するロボットの名称がパンツァーブレ-ドだったりと、意外とアニメ関連でパンツァーという名前を見かけることは多いといえる。