概要
惑星アーストにおける戦乱で使用されている人型戦闘メカの総称。公式訳としては"PANZER BLADE (パンツァーブレード)"となる。
先史アースト文明にて製造・運用されていたものを、マーダルが土中より発掘・復活させた。
そのため、ごく一部を除き作品世界の時代では製作することができない。
巨大ロボットではあるが、そのモチーフは幻獣・魔物や騎士の鎧となっており、武装に関してもビーム兵器や火砲はほぼ補助兵装という扱いで、基本的には剣・槍・戦斧といった近接用の実体武器を使用する。重厚な金属板に華美なカービングを施したかのような独特の外見は、同時期のダンバインのオーラバトラーと共に後のファンタジーロボットの源流となって大きな影響を残している。
かつて発行されていたアニメ誌「デュアルマガジン」において、ガリアンワールドの裏設定が記載されている。
静粒子(スタティコン)
ガリアンワールドに存在する架空の素粒子。全機甲兵はこの静粒子をエネルギー源としたジェネレーターで駆動している。ガリアンはかつて機甲兵を開発した勢力(マーダル軍が使用する機甲兵を開発した勢力)とは異なる勢力が開発した機体で、上半身と下半身にそれぞれ一基ずつ静粒子ジェネレーターを積んでいる唯一の機甲兵となっている。
バイオニウム
機甲兵の装甲材。静粒子を帯びると硬化する性質を持っている。ガリアンソードのギミックはこのバイオニウムの特性を活かしたもの。
ただしガリアンだけは別。上記のようにガリアンは静粒子ジェネレーターを二基搭載している関係で高濃度の静粒子を帯びるため、バイオニウム製の装甲では機体管制に支障が出てしまうことが設計段階から予測されていた。そのため静粒子を全く帯びない性質を持っている超硬質無重力合金『ガリオネット』という金属を装甲材に使っている。もしかしたら「ガリアン」という名前はこの装甲材から名付けられたのかもしれない。
種別
機甲兵
※ガリアンには以下のような「○○兵」といった特殊な種別がないため、代用として総称の「機甲兵」が適用される