概要
主人公らの拠点であり、古くから「悪がのさばる時、必ず鉄巨人ガリアンが現れ、世の闇を払う」という「鉄巨人」伝説が伝わる地、「白い谷」の最奥部にあるドーム状の空間にて発見された赤き機甲兵。
劇中の機甲兵で唯一の変形機構を持ち、"飛装型"と呼ばれる飛行形態に変形してジェット戦闘機のような空中機動が可能となる他、足部に装備されたホイールで走行するローラーダッシュ機構を備え、地上戦でも高速機動戦闘を可能とする特徴を持つ。
他の機甲兵同様に先史アースト文明の手になる機動兵器であるが、マーダル側で使用される機甲兵群とは別の勢力による製造である事が示唆されている。
伝説を証明するかのように非常に高い戦闘力を持ち、特に一般の人馬兵や重射兵が複数騎程度であれば無類の強さを発揮するものの、いかんせん武装が剣のみであるため数で押されると火力・手数不足に陥る場面も見られた。
ガリアン飛装型
ガリアンが変形して飛行形態になった状態。
脚を逆関節で曲げて胴を前に倒す形で体全体を畳み、腕を主翼として背中に背負っていたカバーで頭部を覆って機首としたガウォーク状の形態となる。全体的な意匠としては鳥類を思わせる形状。
ジェット戦闘機のような高速空中機動が可能であるが、この形態では全くの無武装となってしまうため、特に人型のまま飛行できる飛甲兵相手では戦いにすらならないような場面が多かった。
ガリアン重装改(アザルトガリアン)
第9話で大きくダメージを受けたガリアンを改修した強化型。第10話より登場。
詳細は該当項目を参照。
武装
ガリアンソード
ガリアンの袖口にあたるスペースに格納されている剣。
分割された刀身がワイヤーで連結された状態で引き抜かれ、ワイヤーを巻き取って直剣形態に出来る他、連節状態のままムチのように振るって使用することも出来る。
敵機に巻きつけてそのまま巻き上げる事で巻き付け部を切断する等、非常にトリッキーな使い方の出来る武器である。
諸元
【ガリアン】
全高:12.48m
重量:26.26t
最大滑走斜度/20.6゜(ローラーダッシュ時)
滑走時最大走行速度107km/h
【ガリアン飛装型】
全長:8.04m
全高:6.81m
翼長:14.37m(展開時)
最高速度:1900km/h(マッハ1.6)
最大加速(推力):1.25G(32825kg)
最小旋回半径:926m