概要
『機甲兵 ガリアン』が装備する長剣。刀身が刃を持った多数のパーツで構成され、剣として用いるだけでなく、パーツを繋ぐワイヤーを伸ばし、鞭としてもできる特殊構造を備える。
見た目の簡素さとは裏腹に、様々なメディアで模倣され、散見されるに至った理由である。
詳しくは→蛇腹剣
1982年から1985年まで創刊されていたアニメ誌の「デュアルマガジン」にて組まれたガリアン特集で、ガリアンソードの仕組みが掲載された。(ちなみに特集はガリアンワールド全体の裏設定が語られている。)
それによると、ガリアンソードの材質は『機甲兵』の装甲材に使われる合金『バイオニウム』で出来ており、このバイオニウムは機甲界に存在する架空素粒子『静粒子(スタティコン)』を帯びると硬質化するという特性を持つ。柄に静粒子を発生させる機能が付いており、これを用いワイヤーで繋がったパーツを吸着・硬質化させたり、逆に静粒子を解除してパーツごとに分割したりして、戦闘中に長剣と鞭を使い分けるという仕組みになっているとの事。
間合いを取りながら操縦するのは相当高度な技術を要し、歴戦の操縦者(機甲兵乗り)を『パンツァーブレード』と呼ぶ。
『機甲猟兵 ザウエル』の『回転剣』をはじめとする白兵戦用武器が色々と登場するも、『RPG』の延長線と謂えなくもない。
OVAに於いてはその特徴的な機構はオミットされている。代わりにきらびやかな装飾が施され、見た目は、柄や節の数などに差があるものの、デフォルメすると某グラットンソードにそっくりである。
また、破壊されても破片がビット兵器のように飛びまわり、敵の機甲兵を攻撃したのちに集約して元に戻るという驚異の再生能力も持ち合わせている
関連タグ
動物戦隊ジュウオウジャー:時は流れて2016年、突如としてYahoo!のトレンドワードにガリアンソードが出てくるきっかけとなったスーパー戦隊シリーズ。主人公ジュウオウイーグルのメイン武器「鳥獣剣イーグライザー」として登場、ムチのように敵を薙ぎ払う、敵を拘束した後に刃を引いて切り裂くなど、特有のアクションが再現されている。実際にガリアンソードを意識したことが公式読本で語られている。
なお、敵対する悪の組織の名称がデスガリアンとなっている。